繰り返すタイムループを攻略せよ!魔王城2体験レポート!
公開日:2019/03/29
こんにちは、地下アイドル兼ライターのみほたんです。
皆さん、ゲームはお好きですか? はい、好きですよね。
みんな大好きRPGの世界観に思う存分入りこめる「魔王城からの脱出Ⅱ」がアジトオブスクラップ京都からスタートしました。
RPGの登場人物になりきり……といえば「魔王城からの脱出」もそうでしたが、今作のポイントは「タイムループ」! ゲームオーバーの5分前に何度も戻り、それを繰り返す中でヒントを集めることが脱出の鍵なんだとか。10人の仲間で協力して、なんとか世界崩壊を食い止めるぞー!
職業選択、そして案内役の妖精さん登場で、いざ物語の始まり
やってきましたアジトオブスクラップ京都。
左がワタクシ、そして同行してもらったのは大阪の劇団0F-ゼロフレーム-で活動しているまおりーたちゃんです。
この公演、なりきった方が楽しいと聞いてお誘いしたのですが彼女はリアル脱出ゲームや謎解きは完全初心者とのこと。アプリの脱出ゲームですら第一の鍵が見つからなくてキレたらしいです。
ちなみに2人共一応「勇者」っぽい格好……というか冒険ファンタジーものを意識した服装で来てみました!
さて「魔王城からの脱出Ⅱ」はこのようなストーリーになっています。
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「魔王が復活しようとしている」
その知らせは世界を絶望に陥れた。
あなたはかつて世界を救った勇者の子孫として
魔王城に乗り込むも、復活を食い止めることは叶わず
魔王の力によってあえなく命を落としてしまう。
しかしその瞬間、時間がさかのぼり、
気づけば魔王が復活する前まで時間が巻き戻っていた。
突然目覚めた「時間を巻き戻す力」
あなたはこの力を武器に、再び魔王に挑むことを決意する。
襲いかかる罠、凶暴なモンスターたち。
タイムループを繰り返して、魔王を倒す突破口を切り開け!
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この公演は10人プレイ。私たち以外の8人とご対面です。
年に1、2回リアル脱出ゲームを遊ぶというライトプレイヤーから、自分の住んでいる街の謎は解きつくしたので京都に遠征してきたというつわものまで。性別年齢レベルもバラバラですが、この10人のパーティで力を合わせて魔王を倒すぞー!
スタートする前に職業選択があります。
「戦士」「踊り子」「魔物使い」「魔法使い」「盗賊」……それぞれの職業に応じて10人すべて違うスキルとアイテムが与えられます。
うわぁ、剣めちゃくちゃかっこよさそうじゃない?
一方私のアイテムはマラカス……一体どうやってこのマラカスで世界を救えるのでしょう?
全員のスキルを把握するためにも、自己紹介。これで初対面の人とももう仲間! ってやつですね。
スキルは攻撃力が高そうなものから、いったいどうやって活躍するんだ? というものまで様々です。
自己紹介が終わると私たちの道先案内人となる妖精さんが登場。
何故かコテコテの関西弁。一抹の不安を覚えながらもいざ魔王城へ!
ゲームよろしく綺麗に一列に並んで扉の中へ進みます。ザッザッザッ。
スタートした瞬間GAME OVER
よっしゃー! 魔王倒すぞー! 絶対脱出するぞー! と意気込んで中に入った直後……
始まったと思ったら即ゲームオーバーです。
さすがに茫然。しかし、ゲームはここからです。
時の女神から、時間を5分前に巻き戻すことが出来る「時の力」を授かった私たち。ただし、この力が使えるのは10回。その10回のタイムループの中で、世界が崩壊しないように魔王を倒すヒントを探しださなければいけないのです!
オロオロ、うろうろする初めてのタイムループ
第一回目のタイムループで世界崩壊の5分前に飛ばされます。
まずは少しでもヒントを探すために城内を探索。
魔王城の中には魔物たちもいるので、とりあえず話しかけてみたり、仲良くなれないか近づいてみたりします。
そして「おっ、これヒントなんじゃない?」と謎を解こうとしていると……
ピッピッピッ……
ドカーン!!!
GAME OVER……
5分って思ったよりめちゃくちゃ短い!!
こりゃ分担してうまく時間を使わないとまずい。ちゃんと他の人と情報を共有して次の5分間に備えないといけないぞ!
進む残り制限回数
「スキル使います!」
だんだんみんなのスキルが活躍し始めます。
いいなー! と思って、私もとりあえずスキルを使ってみようとしたら仲間に止められました。
そうですよね、10人がそれぞれ別のスキルを持っているから、それを上手く活用したり組み合わせないと。そう、1人の力で世界を救えたらそんな簡単な話はないんです。
「あっ!これこうすればいいんじゃない?」と盛り上がった瞬間
ピッピッピッ……
あー!!!!!
ドカーン!!!
あ~世界終わった……
また次の5分が来るとはいえ、その回数は有限です。
ゲットした問題も、解決した問題も元通り、また5分前からスタートです。
これってあれですよね……本当にゲームである、何度も何度もセーブポイントからやり直すやつ!
ここでモンスター出てくるから、こうやって倒して、これを利用してこの道に行って~……あ~!! ここまで来てたのに、またあそこからだ……ってやつ!
くそー!!!!
タイムループも折り返し地点
「1分が惜しいー!!!!」誰か叫びました。
こんなに1分1分を大切に思ったことはないし、5分という時間が短いと感じたこともないし、ここまで5分間の使い方に頭を悩ましたこともありません。
はい、世界が終わるのもこれで6度目。
もうね、この瞬間には次にあれやって~これやって~ってそれぞれ考えちゃってるもんね。
「よし、じゃあアレをアレして、これやってアレしましょう!」「なるほど!」「オッケー!じゃあ私これやります」「こっちは私やっときます!」「あー! これはあの人のスキルだ!お願いしまーす!」とタイムループを繰り返すことで10人のパーティの連携も取れていきます。
そう、ただの同じ繰り返しではない。私たちはどんどん経験を積んでいってるのだ!
進めていくと動いてなかったものが動き出したり、宝箱が空いたり、扉が開いたり、魔物が登場したり……
そしてあらゆるものが次への鍵になっています。
いよいよ終盤、最後の5分で私たちは魔王を倒せるのか?
中盤は繰り返す世界崩壊に慣れた顔をしていた我々ですが、巻き戻し機能残り4回、3回になってくるとさすがに焦りが。
新しいヒント、絶望、どんでん返し、阿鼻叫喚、剣を振りかざすまおりーた、
そして一心不乱にマラカスを振る私
いよいよラスト1回。もう時間は巻き戻せない。もうミスは許されない。
この世で一番有効な5分間の使い方をしてやるぜ。
「やったー!!!!」
魔王を倒して脱出成功だー!!!
見事、みんなで力を合わせて魔王を倒し世界を救うことが出来ました!
あ~! 頭も体もフル回転で、本気の5分間を10回繰り返したら、こんなに人間はへとへとになるんだと初めて知りましたよ。
完全初心者のまおりーたは「楽しかった! 最初は何をすればいいかわからなかったけど、仲間についていって頑張りました。次の機会までにレベルあげておきます!」と大いに楽しめた様子。
そしてここまでフルパワーで楽しんだ上に、お土産に持ち帰り謎まで!
さらにさらに、最大10名で貸し切りでゲームを楽しめるプレミアムグループチケットで参加した方には嬉しい特典が。
私たちもお借りした勇者装備のレンタル、登場するモンスターと一緒に記念撮影、そして「なるほどこうなっていたのか!」とよくわかる「ぼうけんのきろくキット」、懐かしの「オリジナルゲームブック」、「オリジナルサウンドトラック」がゲットできます。
最後に、この公演のポイントを京都アジト店長にお聞きしたところ「とにかくなりきることが大切で、勇者らしい行動をとっていけばそれが脱出へと繋がる」とのことでした。
「魔王城からの脱出Ⅱ」は謎解き要素ももちろんですが、仲間とコミュニケーションをとって協力したり、自分の体を使って道を切り開くシーンが沢山あります。
全員が謎解きのプロじゃなくても脱出出来るけど、全員の力が合わさらないと絶対に脱出できません。つまり! 初心者も経験者も一緒に楽しめる公演なので、是非遊びに行ってくださいねー!