『Shadowverse』をリアルでプレイ! 「影に沈む世界からの脱出」先行体験会レポート
これはまさに”謎解きカードバトル”!!
#AnotherVision #Shadowverse #アナザービジョン #シャドウバース #リアル脱出ゲーム #レポート #東京ミステリーサーカス
公開日:2018/04/28
いよいよ東京ミステリーサーカスで始まった『リアル脱出ゲーム×Shadowverse「影に沈む世界からの脱出」』。対戦型デジタルTCG『Shadowverse』とコラボした、東京ミステリーサーカス限定のリアル脱出ゲームということで、さっそく4月26日に開催された先行体験会に行ってきました! 今回は、その模様をネタバレなしでお送りいたします。
まず改めて、『Shadowverse』とリアル脱出ゲームの簡単な説明を。
『Shadowverse』はCygamesによる“本格スマホカードバトル”を楽しめるアプリ・ゲームであり、オンラインを介して1対1で対戦を楽しめるカードゲームです。「トレーディングカードゲーム」というと少し難しい印象を持つ方もいるかもしれませんが、直感的にわかるデザインとインターフェース、そして美麗なビジュアルでTCG初心者でも気軽に楽しむことができます。また、2018年末にはなんと優勝賞金100万ドルの大会も開催予定と、近年盛り上がるeスポーツ分野でも注目を集める大人気ゲームです。
そして、SCRAPファンの方にはもはや説明不要かと思いますが、リアル脱出ゲームとは、限られた時間の中で次々と提示される謎を解いていき、掲げられた目標を果たして脱出を目指す体験型エンターテインメントです。プレイヤーにはひらめきや発想力、チームでの団結力などが求められ、脱出成功率“10%以下”ともいわれる難易度の高さもあいまって、”謎”が大好きな老若男女に愛されています。
『Shadowverse』とリアル脱出ゲーム、どちらにも共通しているのは、“頭を使うエンターテインメント”ということ。最大限に知恵を振り絞って、目標を達成した時の喜びはひとしおです。
また、「影に沈む世界からの脱出」で提示される謎は、リアル脱出ゲームを運営するSCRAPが東大謎解き制作集団「AnotherVision」とタッグを組んで制作。SCRAPがほかの謎解き団体と一緒に制作をするのは初、ということで、リアル脱出ゲームファンにとっては、いつもとひと味違った謎解きが楽しめるはずです。
そんな『Shadowverse』×リアル脱出ゲーム×「AnotherVision」という、豪華コラボイベントの出来栄えやいかに? いざ、新宿・歌舞伎町にある東京ミステリーサーカスへと足を運びます。
『Shadowverse』ファン必見のオリジナル映像
先行体験会に一人で参加した筆者は、受付をすませるとチームのテーブルに案内されました。公演開始までの時間、今回一緒に脱出を目指すチームメンバーに自己紹介をします。最大6人1チームで挑む「影に沈む世界からの脱出」では、なによりチームワークが大事となるので、ここで絆を深めておきたいところです。もちろん友達と一緒に遊びに行けば、基本的に同じチームで遊ぶことができるので、興味がありそうな友達を誘ってみるのもいいでしょう。
チームメンバーと、リアル脱出ゲームや『Shadowverse』のプレイ経験について話しながら待っていると、いよいよ公演がスタート。まずは司会が壇上に現れ、簡単なルールの説明をしてくれます。それに続いて、『Shadowverse』のストーリーパート風オリジナルムービーが展開されます。
映像では、『Shadowverse』でお馴染みのキャラクター・アリサ(CV:優木かな)やユアン(CV:柿原徹也)が登場。これを見るだけで、すんなりと「影に沈む世界からの脱出」の世界に入ることができます。また、ここでしか見れないアリサとユアンのやり取りも、『Shadowverse』ファンにとっては嬉しいところ。ボイスももちろん録り下ろしです。
そんな「影に沈む世界からの脱出」のストーリーは、以下の通り。
ある日突如現れた謎の物体、災いの樹。
その影響によって世界中から次々と人が消えていき、世界は影に沈んだような静寂に包まれていた。この世界に残され立ち尽くすあなたたち。
そのとき、災いの樹が変容し、”それ”は現れた。「───我はネクサス。世界に安寧をもたらさん」
次元を超えて数多くの世界を管理する存在、ネクサス。
その目的はこの世界を破壊し、新たな世界を生み出すことであった。ネクサスの手によりこの世界が完全に滅ぼされるまで、残された時間はあとわずか。
60分という限られた時間の中で、あなたは世界を救うことができるだろうか?
ざっくりいうと、プレイヤーはアリサやユアンと協力して、ネクサスに世界が滅ぼされないよう謎を解いていきましょう! ということです。そんなわけで、いざ、謎解き開始!
まずは最初に出された多くの謎を、チームメンバーと協力して解いていきます。謎については、じっくりと考えなければいけないものから、ひらめきが必要とされるものなど、その解き方はさまざま。時間が限られているので、自分の解けそうな謎から優先して解いていくのが重要です。
また、どうしても自分で解けない謎があった場合には、すぐにチームの仲間に協力を仰ぎましょう。一人では解けない謎も、仲間の発言をきっかけにひらめきが生まれることもあります。まさに三人寄れば文殊の知恵。
『Shadowverse』をリアルで体験! もちろん美麗イラストも
こうして順調に謎を解き進めていくと、「影に沈む世界からの脱出」特有のゲームシステムが、プレイヤーの前に立ちふさがります。なんと『Shadowverse』のカードと盤面がリアルに登場! 実物のカードを使って、並み居る敵を蹴散らしていかなければなりません。
こうした『Shadowverse』のカードは、原作よろしく“生成”によって手に入れることができます(生成に必要なのは、レッドエーテルでなく謎を解くこと!)。謎を解いてカード生成所へ向かい、見事謎が解けていたら“生成”。裏向きに並べられたカードを指でなぞると、一気にカードがめくれていくのが気持ち良い〜!
カードゲーム・パートはオリジナルの要素を加えつつ『Shadowverse』風に作られているので、『Shadowverse』プレイヤーは腕の見せどころ! ダメージ計算やそれぞれのカードが持つ特殊能力を考えながら、盤面に置くべきカードを選んでいきます。いずれも一筋縄ではいかず、ここでもチームメンバーとの話し合いが重要です。「ここにこのカードを置けばいいのでは?」「でも、そうするとこの敵が倒せなくなっちゃう……」「それなら、このカードだと?」と、ただ一つの正解を探してみんなで侃々諤々。こうして、盤面を囲んでわいわい話し合うというのも、ゲームの楽しみのひとつといえます。
謎解きを進めていけばいくほど、生成するカードが増えていくのが嬉しい一方、選択肢が増えることでカードバトルの難易度も上がっていきます。より歯ごたえのあるバトルを楽しむことができるよう、設計されているのです。
なにより『Shadowverse』ファンにとっては、いつもゲームで使っているカードがリアルに使える、というのもグッとくるポイント。美麗なカードイラストについつい目が奪われてしまいますが、制限時間もあるのでほどほどに!
ほかにも、ネタバレになるので詳しくはいえませんが、『Shadowverse』における重要なシステム“カード進化”を駆使する場面も。こちらも、ぜひお楽しみに!
リアル脱出ゲームを何度も経験している筆者にとっては、このカードゲーム・パートは新鮮なシステムとして楽しめました。もともとボードゲームやカードゲームで遊ぶのが好きな人なら、すぐに馴染めるはず。もちろん、カードゲームで遊んだことがない人も、簡単にルールを把握できると思うので、その点はご安心ください。
リアル脱出ゲーム初心者も安心! 楽しむためのポイントは?
こうして制限時間が迫る中、なんとか最後の謎まで到達した我々でしたが、最大級の難問を前にあえなく時間切れ。う〜ん、もう少し時間があれば脱出成功できたのに……。この「あとちょっとで解けたのに!」という悔しさも、ある意味リアル脱出ゲームの醍醐味です。ただ、リアル脱出ゲームでは同じ公演に再び参加することはできないので、この雪辱は別のイベントで晴らさなくてはいけません。ぐぬぬ……。
最後に、簡単な謎の振り返りと共に脱出成功チームが発表され、オリジナルのエンディングムービーが流れます。見事、脱出成功したチームには会場から大きな拍手が上がります。なんともうらやましい限りです。
そんなわけで、あえなく脱出に失敗した筆者ですが、最後に、改めて「影に沈む世界からの脱出」で初めてリアル脱出ゲームに挑戦するという方へ、簡単なアドバイスを。
【「影に沈む世界からの脱出」をより楽しむためのポイント】
・チームメンバーと積極的にコミュニケーションをとって、脱出を目指しましょう!
・発想力を大事にして、視野は常に広く持ちましょう!
・『Shadowverse』を事前にプレイしておくと、より作品の世界に入れます!
・制限時間は60分、悔いのないように最大限楽しみましょう!
以上は、どのリアル脱出ゲームにも応用できるものだと思います。本稿を読んで、「影に沈む世界からの脱出」に興味を持っていただいた方は、ぜひ気軽に参加してみてください! そうすれば、リアル脱出ゲームの魅力に気づくはずです。
それでは、どこかの公演で、あなたと一緒に謎を解ける日が来るのを楽しみにしております!!
■リアル脱出ゲーム×Shadowverse「影に沈む世界からの脱出」
イベント詳細はコチラ