【寄稿】私がゴジラに挑んだ日!「シン・ゴジラからの脱出」初日レポ
公開日:2018/05/01
圧倒的なワクワク感!
東京ミステリーサーカスの地下1階。そこはいつもの『東京ミステリーサーカス』ではなく、『巨大不明生物特設災害対策本部』に変わっていた。
重たい扉をあけると、そこにはゴジラ襲来に対する対策本部があった。
「大変なことが起こりましたね!」と慌しい様子でキャストに席に案内される。
どうやら物語はすでにはじまっているらしい。
席につくと、文房具や謎解読に使われると思われる紙類が机上に置かれている。
謎解きゲームに参加したことがある方はわかると思うが、ゲームが始まる前から謎に関するヒントが散らばっていることが多い。
案内人の言葉や会場の様子をじっと観察。
すると、ある名刺を渡される。「文部科学省」「総務省」「厚生労働省」と記載がある名刺。それぞれに名前を書いて待機。いったい何が起こるんだろう、ドキドキ。。
開始時間まで待っていると、キャストが登場して、今回のミッションの説明。
どうやら、東京湾に巨大不明生物「ゴジラ」が出現!ゴジラは東京を進行しており、政府はゴジラを無力化する作成を立案するために「巨大不明生物特設災害対策本部」(通称:巨災対)を設立。私たちはその巨災対の一員であり、ゴジラ無力化のために、ゴジラ出現を予見していた名雲教授が残した研究書の暗号を60分で解き明かすのが今回のミッションである。
今、東京では何が起こっているかについてとゴジラの生態についてがわかりやすくVTRで状況を教えてもらえ、「日本を守らねば!!」という意識がだんだんと芽生えてくる。
こういった世界観に一瞬で引きずりこまれるところはリアル脱出ゲームの良いところ。
今回は東宝株式会社協力のもと、この公演限定の完全オリジナルのゴジラ映像が見ることができる。映画ファンにはたまらない演出!
では、ミッションスタート!!とその前に、今回一緒にミッションを解決していく仲間との名刺交換。さっき渡された名刺はこのためだったのね、お互いに自己紹介したところで仲間と打ち解けていざミッションスタート!!
役割分担と情報の共有が生命線
机の上に置かれていた気になっていた紙を開き、謎を解く。
リアル脱出ゲームをやったことがある人はわかると思うが、リアル脱出ゲームは仲間との協調性、つまりは役割分担が大事である。一緒に考える者、指令を出す者、場を盛り上げる者、など様々な役割がありどれも重要な役割である。
1つ目の謎を解き、2つ目の謎に移る。この時点で別の机から「わー!!できた!!」「え、この問題わからない」「一回飛ばそう!誰かこれ解いて!!」などの声が聞こえてくる。みんな謎解きに夢中な様子。だがしかし、負けてはいられない!
役割分担を大切にしながら謎を解き進めると、ある演出が、、一気にパニックになる私たち。何が起こったのかは、ここから先は行ってみてのお楽しみ。
ミッションを開始して50分、ようやく最後のミッションにたどり着いた私たち。最後は難問!(今までも結構難問だがさらに強敵)む、む、むずかしい、、
仲間と手分けして取り組んでいたものの、ミッション終了まで残り、「10、9,8,7、、」とカウントが始まり、私たちのミッションは不成功で幕を閉じてしまい、とてつもなく悔しい思い。
映画を見ていなくても、存分に楽しめる!
最後にはVTRを使用したわかりやすい種あかしがあり、「うわぁぁ、こんなところに伏線が!!すごい!すごいよ!!」と感動。会場も自然に拍手。見事なまでに美しい謎解きミッション。あっぱれだわ、ほんと。
さて、今回ミッションに成功したのは30組中2組!!!
賞賛の拍手に会場が包まれる。この2組によってゴジラからの破壊を食い止め日本を救うことが出来たのである。ありがとう!!!!ミッションに成功すると、もれなく参加者から羨望のまなざしを受ける。これがまた気持ちが良い(に違いない)。
今回の謎解きは普通の一般的な謎解きとは違って、リアルな演出が多数あり、街を破壊するゴジラは、映画の世界に入ったかのよう。まさに『没入感』を感じられる演出が多い。
『シン・ゴジラ』好きはもちろん、そうでなくても(私は映画を見たことがなかった)十分に楽しめるリアル脱出ゲームとなっていた。
脱出出来なかった悔しさは脱出ゲームで脱出してこそ晴らせるもの!次は何の脱出ゲームに挑戦しようか、別の公演で絶対リベンジしてやるんだからっ!!!
▼「シン・ゴジラからの脱出」特設サイト▼
https://mysterycircus.jp/shin-godzilla/
寄稿者:比嘉桃子(構成作家・番組イベント制作)