【寄稿】五感と閃きが試される9つの空間『Escape from The NINE ROOMS』に潜入!
公開日:2019/04/10
3月15日にオープンして以来、横浜の新名所となった横浜ヒミツキチオブスクラップ。
そこで行う連日大人気公演『Escape from The NINE ROOMS』(通称:9rooms)へ参加するために、早速横浜ヒミツキチオブスクラップへ向かった私たち。
(※記事中の写真はモデルさんたちで、筆者自身ではございません)
事前に公式HPのWEBに掲載されていた9roomsの練習問題はチャレンジしていて、その
次々出題される謎の世界の虜となっていた。
オープン初日の横浜ヒミツキチオブスクラップは午前中にも関わらず、多くの人で賑わっており、入り口では特製ナゾ冊子付きミニクリアファイルを配っていたりなど、謎好きには堪らない演出で出迎えてくれた。
そんな中、今回のお目当てはただ1つ!『Escape from The NINE ROOMS』に挑戦すること!真っ先に目的地に到着。到着すると、目に入ったのは脱出成功率。なんと10%!(写真は4/10現在の物です)
みんな全然脱出出来ていない!かなり難しいと見た!!難しければ難しいほど、脳内のドーパミンが出るし、解きたい欲と期待で胸が膨らむ。
見渡す限り広い空間にいくつもの部屋が連立する室内。その異様な光景に心が踊る。
現実世界では見ることができないであろう異様な空間がナゾ好きの好奇心を刺激する。
受付を済ませ、自分の番を待つことに。今回、自分の番をその場で待たなくても、LINEに繋げば自分の順番を呼んでくれるシステムで、それまでの間、下の飲食街でご飯を食べて待っていてもOK!
お腹を満たしつつ、いざ決戦へ!
9roomsは、謎をといて、連続する9つの部屋を次々と脱出し、9つ全ての部屋から脱出を目指す体験型のゲーム・イベントである。まず、スタッフの案内でオープニング映像を確認。
端末を使用して、部屋に隠されたキーワードを解いて入力。指定された場所に端末をかざすと、鍵が開いて次の部屋に進めることになっている。
制限時間の50分以内に9つの部屋全て攻略していかなければならない。面白いのは9つの部屋の広さはだいたい同じだが、全てタイプが違っているところである。
簡素な部屋・おしゃれな部屋・物が多い部屋・不思議な部屋など、どこかで見たことあるような空間から、全く新しい空間まで多種多様に揃っている。
オープニング映像見終わった後、案内人から今回の9roomsを脱出する重要な手がかりになる言葉が!「五感とヒラメキを駆使して謎を解いてください」
視覚と聴覚は使うことはあるが、触覚・味覚・嗅覚を使用する!?一体どんな場面で使用するのか・・。
驚きの仕掛けが盛り沢山?部屋のナゾを解き明かせ!
空気を整えて、いざ最初の部屋へ。ガチャっと部屋のドアが開く。そこには驚きの光景が!!
と、いろいろ書きたいのは山々だが、ネタバレになっては興ざめなのでここでは私が受けた印象をお伝えする。
まず、9roomsには様々な部屋が存在する。ひとつひとつの部屋にありとあらゆるギミックが隠されており、飽きがこなくドキドキが止まらなくなる。
「こんなところに、まさかこんな謎が!?」と驚きの連続で、始終ニヤニヤしっぱなし。もちろん、部屋ごとに解き筋や仕掛けは異なるので、「さっき解けたし、次の部屋も余裕でしょ♩」といったナメた考えが通用しない。(途中ナメてしまった自分を恥じるべく白状して書いてます)
そして、9つの部屋の中には実際には存在しないような不思議な部屋もある。まるでアプリの脱出ゲームのような空間であり、現実世界なのにバーチャルな空間にいるかのような錯覚に陥る。一緒に行った友人はその空間に大興奮。普段なかなか出来ない体験が出来るのも魅力である。
そして、最初に言われた「五感とヒラメキを駆使して謎を解いてください」という言葉。
この言葉を肝に銘じて欲しい。自分の中で多角的にに見ていた物事も、もっと広い視野を持って考察し、さまざまな角度から謎に向き合って欲しい。
…と、このような調子で8つ目の部屋まで私たちは突き進み、いよいよ最後の9つ目の部屋へ。(ちなみに8つ目の部屋までは45分で到達しました!良いペース!)
今までの集大成である9つ目の部屋。残り時間は残りわずか。果たして、私たちは脱出できるのか・・。
9つ目の部屋は謎にあふれており、行ってみないと説明が出来ないし、あえて説明したくない部屋だった。(つまり、実際に行ってみて欲しい)部屋の謎を探っていると、残念ながらタイムオーバー。
かなり悔しい。しかし、実は9つ目の部屋まで50分以内に行ける人は少ないそうだ・・・。だから余計悔しい。
1〜8部屋目で脱落した方は+800円で10分間のコンテニューが出来る。しかし、9つ目の部屋はコンテニューが出来ない。
代わりに『9部屋目挑戦チケット』なるものが存在しており、こちらは9部屋目のみ再挑戦が出来る仕様。
私たちは迷わず9部屋目挑戦チケットをゲットし、さらにヒントまでもらった。だって、是が非でも脱出したいから!
最後まで挑戦し終わっての感想は・・9つ目の部屋は現代の謎!駆使された所が至るところにあり、脱出した快感が他の部屋とはまるで違う作りになっていた。
無事に9つの部屋を脱出した私たち。今までにない達成感を味わうことが出来た。
正直、初めて脱出ゲームにチャレンジする方は、最初は『Escape from The NINE ROOMS』に戸惑うかもしれない。しかし、時間経過と共にヒントが表示されるため、楽しめること間違いなし。それは私が保証する。だって、思い出すだけで興奮しながらこの文章を書いているのだから。
私が一番この『Escape from The NINE ROOMS』を体験して欲しい方。それは、脱出マニアの方だ。マニアの方は今までいろんな脱出ゲームにチャレンジしているだろう。だからこそ、この脱出はチャレンジして欲しい。今まであなた自身がやった謎の集大成がこの『Escape from The NINE ROOMS』であり、どこまで50分以内に進めるのか、試すことができる。
さらに、自分の得意不得意がわかる。例えば、私は空間情報処理能力が他人より低いと思うが、逆にヒラメキ系の問題は優れていると思う。そこの分野がわかれば次回から他の脱出ゲームにチャレンジする際に、意識した行動が出来るし、最高のパフォーマンスが出来ると考える。
このように、得意な分野がわかれば、一緒に挑戦する仲間と協力して解くことが出来るし、謎を解決するという共通の目的意識が今まで以上に発揮していく。つまり、『Escape from The NINE ROOMS』は最高峰の脱出ゲームなのである。
ちなみに私が『Escape from The NINE ROOMS』を体験して、この記事を書いたのがその3日後。この3日間、ずっと『Escape from The NINE ROOMS』のことを考えていた。余韻が凄く強い脱出ゲームだと思う。
是非、一人でも多くの方に『Escape from The NINE ROOMS』に挑戦してもらい、謎解きの奥深さを体感して欲しい。