もしあなたがバンドを組んだらどんなアー写を撮るべきか?
リアル脱出ゲーム×『SHOW BY ROCK!!』開催記念記事
#4bon #SB69 #モーニングス #リミエキ #ロボピッチャー
公開日:2016/10/13
どーもSCRAP出版チーフのおおつかです。
このSCRAPマガジンの編集長もやってます。
先日、キャラクタープロジェクト『SHOW BY ROCK!!』とコラボしたリアル脱出ゲーム「ぴゅ~るランド最大の危機からの脱出!」が発表されました。
テーマパーク「サンリオピューロランド」で、2017年1月に開催されます。
リアル脱出ゲームのファンの中には、このニュースで『SHOW BY ROCK!!』の名を初めて耳にした方も多いと思います。
謎解きは好きだけど、『SHOW BY ROCK!!』を知らないから、参加は見送ろうかな~なんて考えているあなたのために、少しでも『SHOW BY ROCK!!』の世界をご紹介しよう、というのがこの記事の趣旨です。
とはいえ、わたくしは単なるサブカルおじさん。
このニュースで、初めて『SHOW BY ROCK!!』の存在を知ったクチです。
記事を書きながら、みなさんと一緒に詳しくなっていければと思っております。
『SHOW BY ROCK!!』といえばバンド
そこでバンドにまつわる記事を書いて興味を持ってもらいたい!
さてみなさん、ここで重要なことが!
イベント特設サイトにあるキャラクターのイラストをよく見てみると、女の子が楽器をお持ちです。
調べてみたところ、『SHOW BY ROCK!!』はバンドがテーマなんですね!
今「そこから?」という声が聞こえてきました。
気にせず続けます。
バンドならわたくしの得意ジャンルと言えましょう。
サブカルおじさん、ウン十年もいろんなバンドを見続けてきました。
そして素人ながらバンド経験もあり、今はパパ友とおやじバンドを組んでいます。
わたくしは思いました。
『SHOW BY ROCK!!』をご存知ない方が、この世界をいきなり詳しく理解するのは難しいので、まずはバンドにまつわる話から入っていった方がいいのではないかと。
間違いないでしょう。続けます。
さて、バンドをバンドたらしめているものとは何か?
それは、「アーティスト写真」ではないでしょうか。
アーティスト写真、通称「アー写」は、バンドのキャラクターを一瞬で伝える「バンドの顔」です。
単なる集合写真ではなく、各バンド独自のセンスで場所、ポーズなどを選定し撮影しているために、それがバンドであることが認知され、バンドのイメージを形作っているのです。
もしあなたがバンドを組んでいて、もしくは将来的に組んだとして、一番最初にやるべきことは、アー写を撮ることです。
そんなときに困らないよう、いくつかのパターンを見ながら、撮影方法を検討していきましょう。
まずはこちら。
①ナチュラル系アー写
特に凝ったポーズをとらなくても、自然にたたずむだけで、「バンド」っぽく見えます。
そのポイントはメンバーの立ち位置。
ベンチを軸に座ったり立ったり背もたれに腰掛けたりして変化を付け、単なる集合写真とは異なる、好感度の高い写真にすることに成功しています。
もちろん、ヨーロッパの庭園のような背景も、ナチュラルさを醸し出す要素です。
同じバンドの別カットです。

こちらは大学の講堂内でしょうか。古いビルでしょうか。
レトロながらシンプルな階段ですが、やはり立ち位置で変化を付けていることがお分かりでしょう。
いずれにせよ自然な感じでアー写を撮影する際には、「場所選び」と「立ち位置」がポイントと言えるでしょう。
続いてはこちらのアー写。
②違和感系アー写

こわもてのメンバーが、それぞれ本を手にしながら、カメラに目線を向けています。
あえての違和感を演出することが、バンドの独自性をアピールすることにつながっています。
しかも心理学、旅行ガイド、文芸雑誌など、本のジャンルはさまざま。
バンドを未聴の方にとっては、音の方もいろんな要素が入っているのかなと想像させ、バンドのファンには、各メンバーのこだわりを楽しめる、一石二鳥のアー写なのではないでしょうか。
もう1枚、やはり同じバンドの別カットを。
一癖も二癖もありそうなメンバーなのに、韓流アイドルさながらの逆光ライティングでさわやかな雰囲気にまとめています。
この違和感の演出こそが、バンドのイメージ作りに役立っていると言えそうです。
次は、バンドの世界観をより深めて提示するタイプ。
③ファンタジー系アー写

山林で仲良くセッションするメンバー。
メンバーのファッションや楽器編成をしっかりと見せ、それを風景と対比して写真のコントラストを強めることで、幻想的なイメージを与えています。
また、どことなく品の良さも感じられます。
同じバンドでもう1枚。
今度は白を基調にしたファッションで、なおかつセピア色に写真を調整しています。
また、全員でジャンプしているのもポイント。
楽しげなバンドの雰囲気が伝わりつつ、ファンタジックな世界になっています。
バンドの世界観を提示するためには、背景や構図はもちろん、全体の色調も検討する必要があるでしょう。
最後は、アー写それ自体を作品として作り込んだパターン。
④アート系アー写

ここでのメンバーは、まるで絵の一部のように溶け込んでいます。
全員白のファッション、そして表情を消し、統一したイメージを作っています。
バンドの指向性も感じられる、CDジャケットに近いアー写と言えるでしょう。
もう1枚見てみましょう。

雨で濡れた路面に、パステルカラーのオブジェを持ったメンバー。
こちらもCDジャケットになっていてもおかしくないぐらいの作り込みです。
さてここで1つ、お気付きのことがないでしょうか?
先ほどの③で紹介したバンドのアー写と同様、メンバーがそろってジャンプしています。
アー写において「メンバー全員ジャンプ」は定番の技術と言えそうです。
もしこの記事をお読みの方がアー写を撮影する場合、バターンの1つとして、「メンバー全員ジャンプ」を押さえておくのは有効でしょう。
ぜひ参考にしていただければと思います。
というわけで、いろんなタイプのアー写を見てきました。
この記事のために、アー写を提供していただいた各バンドの方々に感謝します。
せっかくですので、各バンドを簡単にご紹介しましょう。
①のアー写:ロボピッチャー
文学性の高いポップバンド。
12月29日の加藤隆生ソロライブにゲスト出演。
②のアー写:Limited Express (has gone?)
(リミテッド・エキスプレス・ハズ・ゴーン)
オルタナティヴ・パンク・バンド。
10月12日に新作『ALL AGES』をリリースしたばかり。
③のアー写:4 bonjour’s parties
(フォー・ボンジュールズ・パーティーズ)
幻想的なサウンドを聞かせる9人組バンド。
2ndアルバム『okapi horn』発売中。
④のアー写:the mornings(ザ・モーニングス)
雑多な要素を取り入れたオルタナティブバンド。
2ndアルバム『idea pattern』発売中。
ちなみに全バンド、SCRAPの代表、取締役、社員がメンバーにいます。
掲載許可が取りやすかったから、という裏事情が垣間見えてしまいましたね。
さてさて、長文をお読みいただきありがとうございました。
『SHOW BY ROCK!!』のテーマであるバンドについて、多少なりとも考察が深まりましたでしょうか?
この記事を読んで「ぴゅ~るランド最大の危機からの脱出!」に興味が湧いた方、ぜひイベント特設サイトをご覧ください。
そして『SHOW BY ROCK!!』のことをもうちょっと詳しく知りたい、という方は音楽ゲームアプリをダウンロードしてみてくださいね。
次回(もしあれば)、バンドを組むに当たってやらなければならないこと第2弾「バンド名の決め方」についてじっくりと考えていきたいと思います。