ご無沙汰しております。
SCRAP出版チーフのおおつかです。
先日ノイズのレコードを2万円で買いました。
わたくしも人の親なので、子供には「無駄遣いするな」とよく言いますが、
無駄遣いできるのが大人の魅力の一つですね。
さて、今年から立ち上がったSCRAP出版。
第1弾リリースの『究極の謎本』が売れ行き好調です。
発売3カ月弱でなんと4刷、累計12,000部まで行きました!
出版不況と言われる中、新興出版社の1冊目でこの数字はすごいことです。
まあ、『ブラタモリ』の本とかには余裕で負けてますが。
とにかく、ひとえに応援してくださる皆様のおかげです。感謝してます。
そして以前からアナウンスしていましたが、ようやく第2弾を告知できることになりました。
今度は、謎解きゲームブックです。
タイトルはこちら。
ルネと不思議な箱
─その町で少女は過去の夢を見る─
今回は少女が主人公。相当いろんなことが起こります。
本日、特設サイトをオープンしましたので、概要やストーリーはそちらの方をご参照ください。
また、少年探偵SCRAP団の団員先行予約も14日(水)17時より開始します。
今回、数量限定・早期購入特典として「謎付きしおり」をプレゼント。
確実に特典を入手したい方は、ぜひ団員先行予約をご利用ください。
ところで、SCRAPの謎解きゲームブックといえば、『人狼村からの脱出』をはじめとした「脱出ゲームブック」シリーズを思い出す方もいらっしゃると思います。
そう、クリアするのに数日、下手したら1週間はかかる、複雑怪奇なゲームブックです。
ご安心ください。
今回のゲームブックも、もちろんその流れを汲んでいます。
なんせ、シナリオからデザイン、イラスト、編集(わたくし)まですべて「脱出ゲームブック」シリーズと同じスタッフで制作しています。
なのでこれまで同様、クリアするには相当時間を要することでしょう。
薄味をお好みの方にはおすすめできませんが、濃厚な物語体験をしたい方には強力に推薦いたします。
ちなみに、今回から自社よりリリースしていくに当たり、新たにシリーズ名を付けました。
リアル脱出ゲームブック
はい、「リアル」が付きました。
これまで以上に現実のあなたに影響を与える、難解な謎と濃厚な物語をお届けしていくつもりです。
第2弾、第3弾と続いていければいいですね。
ただ、ゲームブックの制作って、本当に時間がかかるのです。
今回の『ルネと不思議な箱』だって、弊社シナリオライターと最初に話したのは今年の始めごろ。
春ぐらいには大謎まで決まっていたのに、それから紆余曲折あり、ついには全面的に改稿。
さらに弊社シナリオライターは他のイベントにひっぱりだこで、
(先日スタートした『帝國ホテル支配人の華麗なる推理』も彼のペンによるもの。面白いですよ!)
なかなかゲームブックに集中できず、進みませんでした。
何とかかんとか、この夏に1カ月ほど自宅にカンヅメになってもらい、ようやく脱稿したというわけです。
足掛け1年ほどかかりましたが、それだけの内容になっていると思います。
ぜひ土日など時間の取れるときに、集中してプレイしてください!
さてさて、せっかくの機会ですので、SCRAP出版の販売面についても少し説明を。
SCRAP出版立ち上げ時の記事で、わたくし「当面、SCRAP出版は取次を通さず、直販、通販、Amazon、書店との直取引だけで販売していきます」と述べました。
しかし『究極の謎本』が多くの書店さんで販売好調だったためか、
(最初に連絡をいただいたのはいずれもリアル脱出ゲームファンの書店員さんです。ありがたいことです)
他の書店からも問い合わせが増え、発送・回収など対応しきれなくなってしまいました。
SCRAP出版、一人でやっているものですから。
また、当初は目の届く範囲で売っていこうと考えていましたが、こんなに好評なら全国に届けようではないかと考えを改め、この9月よりトランスビューという出版社と書店の間の取引代行をしている会社を通して流通することにしました。
これで大量の注文にも対応でき、全国の書店に配本できます(取次経由でも納品可能です)。
SCRAP出版の商品を書店で買いたいという方は、ぜひ店頭でご注文ください。
送料無料で、それほど時間もかからずお届けできる体制になっています。
ネット通販に抵抗がない方は、弊社の直販サイトSCRAP GOODS SHOPもご利用ください。
なるべくご利用のハードルを下げるため、本日よりSCRAP出版の商品を送料無料にいたします!
(他の商品と一緒に注文されると送料がかかってしまうのでご注意を)
というわけで、そろそろ入稿の時間が迫ってきたのでこの辺で。
また出版に関する記事を書きたいと思います。
ここ数カ月で出版社を一から作ってきたので、実用的なノウハウがたくさんたまってます。
業界向けの本でも書こうかな……。
ではまた!