クロスワードがテーマの謎解きブック『究極のクロスワード本』まもなく発売!
SCRAP出版の3冊目!
公開日:2016/12/15
師走に失礼します。SCRAP出版部チーフのおおつかです。
春にスタートしたSCRAP出版ですが、今のところ順調に継続できています。
これもひとえに本を購入していただいた方々のおかげです。本当にありがたいことです。そしてこのたび、SCRAP出版の3冊目が完成しました。
■『リアル脱出ゲーム presents 究極のクロスワード本』
タイトルからおわかりの通り、『リアル脱出ゲーム presents 究極の謎本』の続編です。変わり種のクロスワードを解いた先には、大きな謎があるという謎解きブック。
各クロスワードにはそれぞれオリジナルルールが追加されていて、かなり解きがいがあります。既存のクロスワードしか知らない方はきっとその楽しさに驚かれるでしょう。目次はこんな感じ。
タイトルから何となく想像がつくものもあれば、全くわからないものもあるかもしれませんね。「超能力クロス」って…???
もちろん各クロスワードも面白いのですが、それ以上に、最後に待ち受けている「本当に究極のクロスワード」がすごい!
何を言ってもネタバレになるので、もう解いていただくしかありません。
発売は12月30日(金)。ただいま絶賛予約受付中。初版には全数「究極のクロスワードポスター」が封入されています。
2017年の年始には、ぜひお正月謎とともにぜひどうぞ。
いち早く『究極のクロスワード本』を体験したいという方は、今回初の試みとして発売記念イベントを行いますので、そこでゲットできます。
『東西クロスワード早解き選手権』
日時:12月28日(水)19:30スタート
場所:原宿ヒミツキチオブスクラップ・大阪ヒミツキチオブスクラップ(東西同時開催)
内容:書籍収録の問題からピックアップして早解きを行い、東西合わせた優勝者を決めるイベント。問題制作を担当した堺谷光(原宿)、千石一郎(大阪)の裏話もアリ。
料金:4,500円(『究極のクロスワード本』付き)
こちらもまだご予約を受け付けてます。忘年会などでお忙しい時期だとは思いますが、ぜひお誘い合わせの上お越しください。ただしクロスワードの早解きは個人戦になります!
さて、もう少しだけこの記事にお付き合いいただけますでしょうか。
年末ということで、改めて皆様にSCRAP出版の現状報告と今後の展開をお知らせしたいと思います。
2016年にはこんな本を出版しました。
■1冊目『リアル脱出ゲーム presents 究極の謎本』(6月発売)
ファンクラブのWeb限定謎に、新作謎をプラスした問題集。
何のしがらみもないので正直に刷り部数を申し上げると、もうすぐ第5刷・累計15,000部です。これは弱小出版社としては、もう大ヒットと言っていい数です。
ただ、かなり難しい問題集なので、実際のところ買ったはいいけど内容を見て放置されている方も多いかもしれません。そんな方は年末年始に引っ張り出して再挑戦してみてはいかがでしょうか。ヒントをチラ見しながらでも、解けたときには大きな喜びが待っています!
■2冊目『リアル脱出ゲームブックvol.1 ルネと不思議な箱』(10月発売)
『人狼村からの脱出』から続くSCRAPの謎解きゲームブック最新作。
こちらは現在第2刷・累計9,000部です。
「とてもやりごたえのある作品」「切ない物語でまるで長編映画のよう」「最後の解き方は度肝を抜かれた」など、アンケートでは物語・謎ともに、これまでにないぐらいの高い評価をいただいております。
ちなみになぜ「vol.1」に戻ったの? という質問をよくされますが、「出版元が変わったから」という大人の事情でございます。あしからず。
どちらの本も面白いので、まだお持ちでない方は、書店やイベント会場で一度手に取ってみてくださいね。
さてさて、お次は来年のSCRAP出版の予定についてお知らせいたします。いろいろな企画が進行中です。
■アンサンブルブック『三人の憂鬱な容疑者(仮)』
登場人物のモノローグが書かれた本が3人分×3冊=計9冊で構成されています。これらを3人で同時に読み進め、各々の情報を集めると真相が浮かび上がってくる…という読書の常識を変える本。いわば3人で読む推理小説です。
もうこれはSCRAP出版の立ち上げからアナウンスしていて、粛々と制作を進めてはいるのですが、いまだ発売できていない物件です。すみません!
春までには発売したいと思っていますので、今しばらくお待ちください。
■10周年記念本『リアル脱出ゲームのすべて(仮)』
来年2017年はリアル脱出ゲームが誕生してちょうど10年になります。それを記念して、公式ファンブックを企画中。
これまでの公演記録、関係者インタビュー、制作の裏側、過去問など、ディープにリアル脱出ゲームを掘っていく記事を盛り込めればいいなと考えています。
10周年は正確には2017年7月7日なので、それまでには発売します!
■リアル脱出ゲームブックvol.2 タイトル未定
「ゲームブックをもっと定期的に出して」という声を多くいただいていますが、これの制作にはなかなかに時間がかかりまして…。
ただ執筆担当のライターSは、画期的なゲームシステムを考案し、気合い十分です。恐らくそう遠くではない時期にアナウンスできると思います。首を長くしてお待ちください。
ほかにもまだまだ発表できない企画もありますが、おいおいお知らせします。ぜひSCRAP出版のHPやTwitterをチェックしてください!
最後に、SCRAP出版の書籍流通に関してちょっとだけ。
立ち上げ当初は、SCRAP GOODS SHOPとイベント・店舗だけで販売していましたが、多くの書店からお声掛けいただき、またトランスビューという流通代行をしてくれる出版社の協力もあって、現在は全国的に展開できています。
特にトランスビュー経由での流通は大きいです。SCRAPやリアル脱出ゲームを知らない方にとっては、書店がファーストコンタクトになる可能性が高いのですね。
実際、『ルネと不思議な箱』読者アンケートの「リアル脱出ゲームの参加回数は?」という質問に対する回答の第1位は「5回以上」でしたが、第2位は「まだ参加したことはない」でした。
この調子でSCRAPファン以外にもどんどん広げていきたいですし、書籍をきっかけにイベントにも足を運んでくれる方が増えたらうれしいです。
それと同時に思うのは、今は作家が出版社を作れる時代なのだということ。もともと多くの出版社は製造・在庫管理・販売を外注しているわけで、読者に直接告知する手段がいくらでもあるこの時代、作家が自分で出版社を作るメリットは大きいです。
読者からダイレクトにフィードバックがもらえるのも良い点で、野菜を作って直売するようなシンプルさで無駄がありません。
いずれにせよ継続するためには、魅力的な商品を作り続けなければならないのは変わりませんが…。
はっ! ひとりごとが過ぎました。まあいろいろなことを考えながら、2017年もSCRAPの出版活動を続けていく所存です。どうか暖かく見守っていてください。
ちょっと早いですが、よいお年を!