ども! SCRAP出版チーフのおおつかです。
いやー師走も師走ですね。
皆様におかれましては年賀状書きに大掃除にコミケに大忙しのことと存じます。
そんな師走も師走の12月28日(水)に、SCRAP出版の初めての発売記念イベントが開催されました。
『究極のクロスワード本』発売記念・東西クロスワード早解き選手権です!
これは東西のヒミツキチオブスクラップ同時開催で、発売前の書籍の中から抜粋したクロスワードを一斉に早解きし、東西統一チャンピオンを決めるという一風変わったイベントです。
その東京会場である原宿ヒミツキチの様子をお伝えしましょう!
この日が仕事納めの日だった人も多いはずですが、会場は大入り満員。大阪ヒミツキチにもたくさんの人が詰めかけてくれたようです。
みなさんお仕事など大丈夫だったのでしょうか?
逆に言えば、師走を押してでもパズルを解きたい猛者の集まりとも言えます。濃ゆい!
そして大阪ヒミツキチとは生中継が結ばれます。
スクリーンにはもう一方の会場の様子が映し出され、臨場感たっぷり。
東京からスクリーン越しに見る限り、大阪にも猛者が集まっている模様です。ちなみに、ヒミツキチ間で中継しながら進めるイベントは意外にも初とのこと。
原宿ヒミツキチの司会はおなじみの瀬戸口俊介。ゲストは書籍の監修と問題制作を担当した堺谷光。
大阪ヒミツキチの司会はこちらもおなじみ清水まさよ。ゲストはこちらも書籍監修と問題制作を手掛けたパズル作家の千石一郎さんです。
始まる前から両司会者が東西対決をあおります。
果たして、東京・大阪どちらから優勝者が出るのでしょうか??
今回のルールはこんな感じです。
というわけで早速、第1問が参加者に配布されます。
まずはすべてのマス目に数字が入る「数字クロスワード」。
比較的難易度が低いので、慣れてもらうためにこちらは練習問題として、制限時間5分の間に解けた人は全員1ポイントがもらえるというルールです。
東京・大阪一斉にスタート!
参加者は静かにひたすらマス目を埋めていきます。
問題を解くとなるとさすがにみな真剣で、司会の話など聞いていません。
大阪スタッフのボケもスルーされるばかりです。
と、1分程度で最初の正解者が出現。
以降、次々と正解者が現れます。さすがに猛者ぞろいですね。
最終的には半分ぐらいの参加者が正解していました。
さて、第2問から、『究極のクロスワード本』の究極な部分が徐々に現れます。
お題は1つのマスにタテとヨコから別の文字が入る「立体交差クロス」。
難易度が高いので制限時間は20分と伝えられました。
この瞬間、会場からどよめきが。
そしてスタートが告げられ、配布した問題を開いた瞬間にも再びどよめきが。
さすが『究極のクロスワード本』の問題です。
第2問もみなさんただひらすら静かにマス目を埋めていきます。
4分台で最初の正解者が名乗りを上げました。
もう一方の会場が映し出されたスクリーンに何か動きがあると、少しざわつくのが面白いところです。
こちらも参加者の半分ぐらいが制限時間内にクリアしていました。
続く第3問は、文章中の伏せ字をマスに当てはめていく「擬音クロス」。
制限時間は15分と、まあまあの難易度なのですが、何と1分台で正解者が現れました!
両会場、今日イチの歓声が沸いた瞬間です(みんな鉛筆を走らせながら)。
クロスワードの全部のマスを埋める必要はなく、あくまで「答え」だけ提出すればよいので、ある程度の推測でも答えに辿り着くことが可能なのですね。
こちらは制限時間内に1/3程度の参加者が正解。
時間が経ってくると提出場所は混み合います。リアル脱出ゲームみたいですね。
最終第4問は、タテからヨコに、ヨコからタテに文字が反射する「ミラークロス」。
(何のこっちゃ分からないと思いますが、詳しくは書籍をご覧ください)
制限時間は15分ですが、やはり猛者たち。
4分台で最初の正解者が出現しました。
こちらも参加者の1/3程度が制限時間内にクリアしていたようです。
関係ないですがみんなが問題を解いている間ヒマなのか、大阪はカメラが関係ない部分を写したり特定の人物をアップしたりとボケまくってました。しかも、気を抜くと参加者もボケます。関西人はカメラが入るとボケなきゃ気がすまない人種なのでしょうか…。
というわけで全4問、すべての戦いが終わりました。
安堵とため息とモヤモヤと…いろんな感情が渦巻く会場です。
ここで戦いを終えた戦士たちに、『究極のクロスワード本』が配布されることになりました。
(書籍に答えが載っているので最初に配れなかったのです)
ポイントの集計をしている間、東京・大阪を結んでゲストのトークショー。
書籍制作の裏話やクロスワード作りについてなど、ここでしか聞けないトークが繰り広げられました。
「今日は想定以上に解くのが早かった。本来じっくり解いてもらうものなのに(笑)」(千石)
「クロスワードは歴史が長い分、ローカルルールも多いが、今回はそういった制約を外して作れて楽しかった」(堺谷)
「初回限定付録のポスターのクロスワードは僕が作りましたが、今までにない感じでおすすめですね」(千石)
「僕のおすすめはカギが全部1文字の超能力クロス。自分が作った問題では三次元クロスでしょうか」(堺谷)
パズル好きにとっては神々とも言える2人のクロスワードトーク、みんな食い入るように聞いていました。
さていよいよ結果発表!
第2位は大阪から2名、東京から1名の計3名が同率。
優勝は…東京のたっちさんでした!
授賞式を終え、コメントを求められたたっちさんは「クロスワードはスポーツです」と断言。
たっちさん、問題を提出して正解の宣言をもらった後、確かにハァハァと息を切らしていました。もう完全にアスリートです。
なお、優勝者が同ポイントで並んだ場合のことを考えておらず、イベント開始直前に急きょ堺谷がサドデンス問題を制作。
当日は日の目を見なかったので、ここで公開しちゃいましょう。どぞ!
皆さん解けましたか? ヒントは「もうすぐ」です。
堺谷はこれを5分ぐらいで作ってました。すごくないですか? 解くより早いのでは…。
★
というわけで大盛況のうちに終わった東西クロスワード早解き選手権。
千石さんの言う通りクロスワードは本来じっくり解くものなので、年末年始に時間をかけて残りの問題を解いていただければと思います。
さらに『究極のクロスワード本』は、全部のクロスワードを解いた後、大きな謎が待ち受けている…というのが今回の本が「究極」の名を冠しているゆえん。
こちらもぜひ楽しみにしながら解いてください!
今回の成功に気を良くしたSCRAP出版チーフは、今後も発売記念イベントを行いたいと機会をうかがっています。
東京・大阪の中継も各会場の雰囲気が違って面白かったので、また東西対決イベントもやりたいですね。
てなところでSCRAP出版としては今年最後の記事を終えたいと思います。
みなさんよいお年を!(前回記事でも言った)