オープンほやほやの東京ミステリーサーカスで、名作「惑星オリオンからの脱出」に挑戦!
「惑星オリオンからの脱出」体験レポート!
#リアル脱出ゲーム #レポート #惑星オリオンからの脱出 #東京 #東京ミステリーサーカス
公開日:2017/12/28
素敵な映画を観たときや、お気に入りの小説を読んだときに、「もう一度観たい(読みたい)」と思ったことはありませんか?
「惑星オリオンからの脱出」は、まさにそんな作品。(ゲーム終了後にウルっとするほど感動的だったので、あえて「公演」ではなく「作品」と呼ばせてください)
さて、リアル脱出ゲームは「実際に謎を解く」というゲームの性質上、同じゲームに2回参加することはできません。それを知っているのにも関わらず、「なんて美しいストーリーなんだろう。記憶を消して、もう一度参加したい!」と強く思いました。
こんにちは。
自己紹介が遅れました、ライターのたけべともこです。
リアル脱出ゲームとの出会いは2010年。今までに100回以上参加しており、先日は彼氏と2人で「ある刑務所からの脱出」に挑戦(https://www.scrapmagazine.com/column/keimusyo_repo/)しました。
公演ごとに全く違う雰囲気が楽しめるのはリアル脱出ゲームの醍醐味の一つですが、今回参加した「惑星オリオンからの脱出」には「これぞリアル脱出ゲーム!!!」と大興奮させられたため、鼻息荒めにレポートします。
ピカピカの新名所!謎とワクワクが詰まった「東京ミステリーサーカス」
やって来たのは、2017年12月19日にオープンしたばかりの、世界一謎があるテーマパーク「東京ミステリーサーカス」。
歌舞伎町の中にあり、新宿駅からは歩いて7分ほど。壁に光る大きなアルファベットが目印です。
ここでは、「リアル脱出ゲーム」など様々な体験ゲームに参加可能。「惑星オリオンからの脱出」を含め、楽しそうなタイトルが並んでいます。
エントランスでは、東京ミステリーサーカス公式キャラクターの「くまっキー」がお出迎えしてくれました。抱きしめてくれるし、踊ってくれるし、ノリが良くてかわいい!
1階にある『yelo CAFE』では、謎付きの「くまっキーのかき氷」も販売中。謎解き前の腹ごしらえをして、4階へ進みましょう。
(リアル脱出ゲーム中は集中するからか、毎回私はお腹が空いてしまいます。事前の糖分補給がオススメです)
受付を済ませると、明るいエントランスから一転、青色のほの暗い部屋へ。テーブルには、綺麗に削られた鉛筆やメモ用紙、鍵のかかった小箱や封筒が並んでいます。
会場にはゲーム開始前の高揚感が漂っており、各テーブルに5,6名ずつ座っています。
私も、同じテーブルの方と「今までどんなゲームに参加したんですか?」とご挨拶。会社の同僚3人グループと、1人で参加する女性と、私の計5名で、ゲーム開始を待ちます。
銀河の果てで謎を解け!「惑星オリオンからの脱出」ついにゲーム開始
会場の照明が暗くなり、アニメーションがスタート。
私たちが宇宙飛行士であることや、惑星オリオンの説明など、今回私たちが挑戦する物語が始まります。
ムービーに続けて、司会が登場。ゲームの進め方や現在の状況を改めて説明してくれます。今私たちが危機的状況にあることや、制限時間が60分しかないことを伝えられ、ドキドキしていた気持ちを余計にあおられます。
(リアル脱出ゲームは、誰でも楽しめるよう丁寧な説明があるため、初心者でも安心です)
新宿のビルの一室を、あっという間に「宇宙」だと思わせてくれるところも、リアル脱出ゲームならでは。作り込まれた世界観に、一瞬で引きずり込まれます。
司会から、「テーブルの上に置かれた箱を開けてみてください」と案内があり、フタを取ってみると……あれ、意外なものが!?
箱の中身はゲームに参加した人だけのお楽しみ。ぜひ会場で確かめてください。
続けて、司会の「今回のゲームは協力が大切です。皆さんで気合を入れましょう」の一言で、「エイエイ、オー!」と拳を突き上げます。
それでは、いよいよゲーム開始!
同じテーブルのメンバーに「60分間よろしくお願いします」と挨拶し、机の上に置かれた封筒を開き、中に入っていた10枚ほどの紙を配り、手分けして謎を解き始めます。
同時に、会場に貼られた謎やヒントをスマートフォンで撮影し「この紙と同じ記号が書かれていたよ」と助け合いつつゲームスタート。
ムービーのイラストはかわいかったけれど、謎はかわいくなくて「あ、あれ。難しい……」とさっそく頭を抱えてしまいました。
「私、数字の問題が苦手なんです。代わってもらえませんか?」
「じゃあ、これ私やりますね!こちらの問題もまだ解けていないので、進めてもらえますか?」
「うーん、こんがらがってきた!2人で解こう」と謎ごとに分担して進めます。
チームメイトのひらめきにより一つのワードが導き出されたので、「スタッフさんに見せに行ってみよう!」と指示された場所に向かいます。
結果は……正解!
思わずみんなでハイタッチをして、スタッフさんから次の問題をもらいました。
「あれ、この問題、さっきの紙でも似たような記号を見た気がする」
「これ1人じゃ無理!助けてー!」
「このマーク、会場のどこかになかった?」
「並べてみたけど、何も出てこない……あ、横から見るのかも!」
目の前に解くべき問題があると、初対面なことを忘れるくらい、あっという間に意気投合できるのも、リアル脱出ゲームならでは。
チームメイトはどんどんひらめくのに、私は「小学生の頃、算数をもっと真面目に勉強しておくべきだった」と反省を始めるくらい苦戦。
「これとこれを組み合わせるんじゃないかな?」というメンバーの一言で、ぐっと前進!「よくそんな細かいところまで気付くなぁ」と驚かされつつも、優秀な方と同じチームでラッキーだと感じる場面が続きます。
「これって、司会が最初に話していたことと関係あるんじゃないかな?」
「こことここ、繋がりそうな気がする」
「紙2枚をかさねてみたらどう?」
「この色、どこかで見かけたんだよね。もう一度最初の問題の紙を見たい!」
全員で順調に謎を解き進めていくものの、ゲームの終了時刻は刻々と迫ってきます。
難問も乗り越え、みんなで一つの答えを導き出します。
「わー!できた!」
「やっぱり、これが重要だったんだ!」
「すごい!これで脱出できるかな!」
思えず笑みがこぼれます。
「あれ!?また新しい紙が出てきたよ」……というところで、「ゲーム終了まであと1分」とアナウンスが流れ、カウントダウンが始まりました。
「脱出したい!これさえ解ければ!」と焦りながら謎を解きます。
「……10、9、8、7、6、5、4、3、2、1……」のカウントダウンで、ゲーム終了。
はたして、私たちは無事に脱出することはできたのでしょうか?!
脱出成功?不成功?!緊張の結果発表
再び司会が登場し、この60分間どのように謎を解けばよかったのかを解説。
バラバラに見えていたパズルのピースがどんどん繋がるような感覚で、物語の美しさに改めて気付かされます。
そして、私たちのチームの結果は……
なんと、脱出失敗!
いいところまで進んだと思っていましたが、まだその先には2ステップほど残っていたようです。うーん、難しかった!
今回挑戦した「惑星オリオンからの脱出」は一つ一つの謎は決して難しくなく、専門的な知識も一切不要。「別の角度から考える」「先入観を捨てる」という2つを実行できれば、ひらめけたかもしれない問題ばかりで余計に悔しく思います。
名作との呼び声が高いと聞いて参加しましたが、こてこての「リアル脱出ゲーム好き」の私も納得の面白さでした。エンディングのムービーでこっそり泣いてしまうほど素敵な作品のため、ぜひハンカチを持って挑戦してみてください。
脱出の成功・不成功に関わらず、「参加してよかった」「もう一度参加したい」と思える楽しさを保証します。
まるで絵本を読むかのような美しいストーリーの「惑星オリオンからの脱出」チケットはこちらから。
今回の脱出失敗は悔しいけれど、東京ミステリーサーカスの別の公演で絶対リベンジしようっと。