【おうちで遊ぼう】プロ直伝!リモートで遊べるボードゲームをご紹介
ボードゲームのプロにボードゲームをオンラインで遊ぶ方法を聞いてきました!
公開日:2020/04/10
はじめまして!
SCRAPでコンテンツディレクターをしている西澤(うぉーりー)です。
みなさん。
どのような引きこもりライフをお過ごしですか?
ご飯を一人で食べると黙々と食べる。
暇つぶしに映画を見ていても黙って見ている。
仕事でオンライン会議をしても、必要最低限の人としか会話をしない。
そう、自粛が続くと人との会話が減るんです!!!!
これってぼくにとっては結構ストレスで…。
最近は、オンライン飲み会やオンラインお茶会に誘われる機会も多くなったので、人と話せる機会を存分に楽しむべく、会話が盛り上がるツールがないか探していたところ、見つけました!!
そう、それはボードゲームです。
どんなメンバーでも気軽に遊べるボードゲームは、会話を盛り上げるには大変ありがたいもの。
ボードゲームで遊んだことがある人は
え?ボードゲームってリアルで会わないと遊べないんじゃない?
と思ったんじゃないでしょうか。
そうなんです。ボードゲームのネックは、直接集まらなければいけないところ。
けど、ちょっとしたアイデアで、オンラインでも
ボードゲームで遊べることがわかりました!
教えてくれたのは、アナログゲームマスターあだちちひろさん・JELLY JELLY CAFEのオーナー白坂翔さん・すごろくやの代表取締役丸田康司さんというボードゲーム界では名だたる3名。
ということで、
今回はリモートで遊べるボードゲームを紹介していきたいと思います。
●友達の意外な一面がわかる………
かたろーぐ
まず、1つ目はこちら「かたろーぐ」。
簡単に説明すると………出題者のランキングをみんなで予想するゲーム!!
例えば、いくつかの食べ物の中から出題者が好きな料理を7つ選び………その順位をこっそり決めます。
他のプレイヤーは、出題者に質問をしていき………その順位の料理を当てて行く。
というシンプルなゲーム。
遊び方の詳細は「すごろくや」のブログで紹介いただいてるのでこちらをチェック!
実際に遊んでいる動画もあるのでとてもわかりやすいです。
当てる側の質問力も問われるのがこのゲーム。
正解を目指して鋭い質問をするのもいいですが(簡単になりすぎる質問は答えないという選択もできます)、「その料理を食べた時の顔をしてください」などちょっと変わった質問をすることで場が盛り上がったりします。
そして、このゲームのすごい点は、ランキングのテーマを自分たちでクリエイトできる点。
例えば………「恋人に作って欲しい料理ランキング」だったり、「2019年に話題になった映画の個人的ランキング」などをお題にできるのです。
すごろくやの丸田さんのオススメポイントは、「日常ではなかなか知ることができない友人のディープな話が聞けたりする点」とのこと。
【リモートで遊ぶ手順】
1:オンラインで集まる
web会議ツールを使ってみんなでオンライン上で集まります。
※誰か1人が「かたろーぐ」を持っていれば大丈夫。
2:出題者とテーマを決める
テーマはなんでも大丈夫。
今回のテーマは、「すごろくや丸田さんが作るのに苦労したボードゲームランキング」。
みんなの共通の話題をテーマにするのもよいですが、丸田さんのオススメのテーマは「出題者だけが詳しい内容」とのこと。
3:出題者がランキングを考える
テーマに該当するものを12個ほど並べます(映画のタイトルなどなら書き出します)。
出題者はそのうちランキング上位の7つに丸やら三角のアイコンをおいていきます。
4:答えを並べる
ランキングの答えを1〜7位の順番に並べていきます。
ヒントとして、4位だけオープンします。
※手元にカードがない人が出題者の場合は、カードの代わりに記号を書いたメモでもOK
これで、準備は整いました。
5:質問をする
6位から順番に当てていくのですが、プレイヤーはどんどん質問をします。
「6位のボードゲームを最近遊んだのはいつですか?」
「昔に作ったボドゲほど苦労する物ですか?」
などなど、いろんな質問が飛び交います。
6:解答をだす
出題者がそろそろかなーと思ったら、質問をストップ。
プレイヤーは正解だと思うマークをメモなどに書き。
「かたろーぐ」の掛け声で、答えを一斉にオープンします。
7:答え合わせ
出題者が並べた正解カードをめくり、答えを発表します。
見事にその順位の内容を当てた人は、ハート(ポイント)が一つもらえます。
これを5回繰り返していくことで、総合得点を競います。
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●絶妙なヒントで答えの単語を伝えろ!!
ジャスト・ワン
そして、もう1つオススメいただいたのが………こちら「ジャスト・ワン」
このゲームはなんと2019年のドイツ年間ゲーム大賞で大賞を受賞している話題作。
ゲーム自体はシンプルで、回答者にだけ伏せられた「お題の言葉」をみんなの「ヒント」をもとにあてる。という、協力型のゲーム。
それだけ聞くととても簡単なように思えるのですが、絶妙なのが「ヒントがかぶったら、そのヒントは無効」というルール。
例えば、お題が「財布」だったとしましょう。
まずはじめに「お金」というワードが思いつくと思うのですが………複数の人がこの単語を書きそうなので他の単語にしたほうがいいのかな………。と、ほかには被らないけど………伝わるヒントを考えないといけないのです。
そして、このゲームの珍しい点はプレイヤー全員が仲間であること。
多くのボードゲームはプレイヤー同士で点数を競い合うことが多いのですが、このジャスト・ワンは仲間で協力してどれだけ多くの点数を稼げるのか。という内容になってます。
最初の方はなかなか上手くいかなくても………徐々にチーム間のクセを掴むことで上達していけるボードゲームです。
JELLY JELLY CAFÉオーナーの白坂さんは「おしゃれなヒントを思いついた時が絶妙に気持ちが良いのでぜひ狙ってみてほしい」とのこと。
【リモートで遊ぶ手順】
1:オンラインで集まる
web会議ツールを使ってみんなでオンライン上で集まります。
※誰か1人が「ジャスト・ワン」を持っていれば大丈夫。
2:回答者を決める
回答者は順番に変わるので、誰から初めてもOK。
回答者になった人は、お題の単語をみないように、目をつぶります。
3:お題の単語を決める
お題が書かれたカードの束から、13枚ランダムで引く。
(これが山札になる)
そして、一番上のカードをめくります。
回答者は目をつぶったまま…1〜5の好きな番号を指定します。
指定された番号に書かれている単語が今回のお題になります。
2番だったら「スピルバーグ」って感じですね。
4:ヒントを書く
回答者以外のメンバーはヒントを書きます。
この時間は回答者は目を開けていてもOK。
5:被りのヒントがないか確認する
全員がヒントを書き終えたら、回答者は再度目をつぶります。
ヒントを全て確認し、被っているものがあったら、それは排除します。
この場合、どれも被ってないので、3つも有効なヒントですね。(答えが何か当ててみてね)
6:お題の単語を推理する
回答者に被らなかったヒントを全てみせます。
そのヒントから正解の単語を推理します。
当てれば、1ポイント…しかし、外すとマイナス2ポイント。
どうしてもわからない場合はパスという選択肢も。
(その場合はマイナスが1ポイントで済みます)
★ワンポイント工夫
この際、ヒントを一斉に見せるのが基本ルールですが、順番にオープンするのも面白いです。
7:答え合わせ
回答者が、正解だと思う単語を発表。
正解かどうかの判定をします。
正解であれば、ポイント獲得!!
この時、どのヒントがよかったかMVPを決めるとより盛り上がります。
(協力戦なのに、謎の対抗心が生まれます)
8:回答者をチェンジ
順番に回答者を変えて、3〜7を繰り返していきます。
山札がなくなったら終了。
獲得したポイントに応じてランクが決まります。
いかがでしたでしょうか?
ボードゲームといえばみんなで集まらないとできないもの。
そう思い込んでいたのですが、工夫次第でリモートでも楽しめますね。
ここでは2つだけ紹介しましたが、ほかにも遠隔で遊べるものがいっぱいあるそうなので、是非手持ちのボードゲームを見直してみてくださいね!
いろんな遊び方の可能性があって、たくさんの魅力がいっぱいつまったボードゲーム。
そんなボードゲームを扱ったイベントを、東京ミステリーサーカスに新しくできたヒミツキチラボ365にて、開催予定。
ボードゲームっておもしろいって思ったら是非遊びに来てくださいね!
詳細はいろいろ落ち着いたら発表させていただきます!
以上、西澤(うぉーりー)でした。