『ウラワザだらけのクイズスタジオからの脱出』公式体験レポートを公開!
~答えを知らなくても解答できる!? クイズを愛し過ぎた男が作る究極の公演~
公開日:2024/01/26
皆さんはテレビスタジオに行ったことはありますか?番組の観覧に行ったことがある、という方はいらっしゃるかもしれませんね。
今回原宿店を皮切りに、全国で開催される新作公演『ウラワザだらけのクイズスタジオからの脱出』は、その名の通り、会場はクイズ番組のスタジオに、我々参加者はクイズ番組の出演者(解答者)になって、様々なクイズに挑戦することになる新作リアル脱出ゲームです!
なにやら本当にテレビ収録っぽい体験が出来るらしいと聞きまして、さっそくSCRAP社員たちを誘って遊びに行ってきました!
難問のウラにはヒントあり‼ 知らないはずの答えをヒラメキで導き出せ‼
さて、過去にSCRAPのリアル脱出ゲームに参加したことがある方は、「謎解き」という言葉に聞き馴染みがあるはず。しかし今回タイトルにもなっているのは「クイズ」。クイズと謎解きって何が違うの?という方も多くいらっしゃるかと思います。
簡単に説明すると、
クイズ⇒自身の知識を問う問題
謎解き⇒特別な知識を必要とせず、ひらめきだけで解ける問題
という風に私は定義しています。要は知識か、知恵か、という違い。
ちなみにリアル脱出ゲームで出題される問題は基本的に“謎解き”なので、すべて公演内で開示された情報もしくは小~中学生までで習う知識さえあれば解けるように作られているんですよ。
過去にSCRAPの作品を遊んだことがある方は、よければどんな問題だったぜひ思い出してみてください。
とはいえ、言葉で説明してもなかなか違いがピンと来なかった方も多いでしょう。
そんな方のために、ちゃんとご用意されておりました!
公演開始前から各テーブルに配られている練習問題です!
まずは1問目。
こちら、一見写真の建物がどの都道府県にあるか知っていないと答えられない知識問題(クイズ)のように見えます。
しかし解答欄をよ~く見てみると……?
四角い枠が3つ!
つまり答えは漢字で3文字だということに気付く(=ひらめく)ことができれば簡単に回答ができてしまうということです!
漢字3文字の県は、神奈川、和歌山、鹿児島の3つ。そのうち東日本にある”県”は1つだけ。
ということで1問目の答えは【神奈川】ということになります。
せっかくなのでもう1問もやってみましょう。
国名と数字が並ぶ謎のランキング表。これこそ知識問題のように見えますが……
注目すべきは表ではなく、その下に小さく書かれた参考元のURL。
さらにその末尾にある文字をよく見ると、書かれているのは……
【gold】!
つまりこの表は金の産出量を表す表ということが導き出せるのです!
なんとなく要領が掴めてきたでしょうか?
このウラワザクイズ脱出では、このように一見難しそうなクイズが出題されますが、どうやらほぼすべてのクイズに、ひらめきで解けるヒント、つまり『ウラワザ』が隠されているようです。
横暴司会者 vs 何が何でもヒントを出してくれるAI クエスちゃん
ウォーミングアップも済んだところで、今回の公演の概要をご紹介しましょう。
会場がクイズ番組の収録スタジオ、我々参加者がクイズ番組の出演者(解答者)というのは先ほど説明した通り。
でも、このクイズ番組にはなんだか“ウラ”がありそうです。
というのも、番組のADが言うにはこのクイズ番組『第5回 究極のクイズマスター決定戦』、本来であれば予選を勝ち抜いたクイズの精鋭たちがここに集うはずが、まったく人数を集めることができなかったのだとか!
スタッフが苦肉の策で街中にポスターを貼ってみたところ、まんまとやってきたのが我々なのだそう。
つまりこの番組、『究極のクイズマスター決定戦』なんて銘打っておきながらクイズの達人たちにはそっぽを向かれ、現在スタジオにはクイズの素人たちしかいないという状況のようです。
そんな非常事態になった原因が、コチラ!
「広辞苑は3周するでしょ?」
「クイズは知識がある人だけが楽しむもの」
「偉人の顔写真は覚えておくもんだ」
クイズを解けなければ人に非ず!
横暴司会者、知識と書いて「矢口 識(やぐち さとる)」!
この番組の司会、矢口の悪評が広がってから参加者が激減してしまったのだそうです。
とはいえこの方、番組内ではとても強い影響力を持っているようで、我々出演者にも容赦なく悪態を浴びせてきます。
キーーー!むかつく!!ギャフンと言わせてやりたい!!
そんなヘイト値貯めまくりの司会とバチバチモードに入る我々出演者の前に、救世主が現れました。
『第5回 究極のクイズマスター決定戦』の問題作成を担当するAI「クエスちゃん」!
ペンでこちらを指さしながらご高説を垂れる矢口に対して
「あー!人のこと、ペンで指したらダメなんだよ~!」
「みんな、いっぱいクイズに正解して、矢口さんを見返してやろうね!」
と、番組司会者に対しても、まったくもって忖度なし。
クエスちゃんのモットーは「どんな人でも楽しめるクイズを届ける」こと。
なので、今回クエスちゃんが生成する問題は超難問に設定されていますが、正解に辿り着けるちょっとしたヒントや抜け道、つまりウラワザをこっそりと仕込んでくれたのだそうです。
どんな問題にもヒントをくれる、賢くて可愛い我々の心強い味方です!
そうこうしているうちに番組収録本番の時間がやってまいりました。
スタッフさんの掛け声や盛り上がるBGM、そして司会矢口の軽快なオープニングトークが何とも本物のテレビ番組収録っぽい! 本当にテレビ番組に出演してる感がする~!
というか矢口めっちゃくちゃ外面良いな!?
さっきまでの厭味ったらしいトーンも何処へやら。
スクリーンに登場したクエスちゃんにも、
「いやー、かわいいですね!」なんて調子の良いこと言ってるし‼
知識を元に解答もOK!ウラワザで答えを導いてもOK! とにかく正解すれば正義!
さて、クイズ番組の流れの説明も終わり、いよいよ本番スタート‼
クイズの回答は主にテーブル上のタッチパネル式のタブレットを通して行います。
そしてその隣にあるのは、クイズ番組にはつきものの“早押しボタン”‼
最初はカバーに覆われ押すことができないのですが、こちらもクイズに解答することで、実際にボタンを押して使用することができるようになります。もちろんちゃんとシステムとも連動してるよ!
次々と繰り出されるクイズの数々。
事前にクエスちゃんから「チームメイトの誰かがクイズの答えを知っているときは、ウラワザを使わずにクイズを解き進めてもOKだよ!」とは言われているものの、どれもこれも難問ぞろいで太刀打ちできず……。
すべての問題にあるはずのウラワザを、どうにかこうにか見つけ出しながら地道に解答していきます。
クイズは解けていないのに解答はできるという、ちょっと不思議な体験。
が、奇跡的に本当にウラワザ無しで正解できちゃったりするとそれはそれで大盛り上がりします。
もし会場で進行上まったく関係ないところで湧いているチームがいたら、ファインプレイを引き当てたんだなあと生暖かく見守ってあげてください。
SCRAPが誇るクイズ狂が作り上げた究極の公演、会場で体験すべし!
しかしながら、ここはリアル脱出ゲームの会場。『第5回 究極のクイズマスター決定戦』もただのクイズ番組で終わるはずもなく、一筋縄ではいかぬ展開が待ち構えています。
ただしネタバレになってしまうので体験レポートで紹介できるのはここまで! どんなびっくりハプニングが起こるのか、そして我々とクエスちゃんは矢口に一矢報いることができるのか!?
その答えは、実際に皆さまの目でお確かめください!
本公演は現在リアル脱出ゲーム原宿店にて大好評開催中! その後は全国各地で開催予定なので、皆さま楽しみにしていてくださいね。
ちなみにこの公演のコンテンツと謎制作を手掛けた堂野ディレクターは、SCRAP社内でも趣味でクイズ大会を開催するくらいの大のクイズ好き。あまりにクイズを愛し過ぎているが故に、出張の際には私物の早押しボタンを持ち込んでいるんだとか……。
そんな堂野ディレクターに加え、YouTubeで人気のクイズバラエティチャンネル「朝灼けリパブリック」の代表も加えたクイズ大好き人間たちの情熱をぶつけた熱い熱い本公演。溢れるクイズ愛を浴びに、ぜひ会場へ足をお運びください!
▼イベント特設サイト
https://realdgame.jp/s/urawaza_quiz/
撮影:Nishida / ライター:SCRAP広報スタッフわや