呪われた廃工場からの脱出謎付きクリアファイル10 一見後悔を綴る悲しい遺書のように思えた本書には、実際には書き手の「幸せだった」という想いも込められていたのだ。 死に際、多くのことを思い出し、感じただろう。しかし、どうしても今の苦しい気持ちばかりが溢れてきてしまい、心の底にあったメッセージが書けなかったのだ。 このメッセージは、責任を持って依頼主の家族に届けよう。 彼らが少しでも浮かばれることを願うばかりだ。 人は自ら死を選ぶこともあれば、避けられない運命によりその人に死が訪れることもある。 命とは何か。長いこと霊能力者をやっていても、毎回考えさせられる。 あなたは読み取ったメッセージを依頼者に伝え、早速次の依頼にとりかかった。 残るは『差出人のわからない手紙』だけだ。 『差出人の分からない手紙』を手元に用意して次のページに進もう。 次のページ