Mystery for You アパルトマンと不機嫌な住人たち STEP3-3
「赤いバラと最高か…! ありがとう。
これで明日自信を持って彼女に愛を伝えられるよ」
そう言ってジャンは機嫌よく自分の部屋に帰っていった。
調査とは関係がないが、役に立てたようでよかった。
…いや? 私はそもそも大家さんに迷惑行為の犯人を報告するために彼に話しかけたはずだった。
改めて彼に報告をしなければ。そう思い戻ろうとしたところに突然声をかけられた。
「犯人はわかりました?」
上の階に住むアンナだ。
「はい。犯人は大家さんの飼うネコでした」
「あらやだ、うちのネコが?最近見当たらなくて心配していたの。 それは悪いことをしたわね」
「…? いえ、大家さんのネコですので」
「何をおっしゃっているの? 私がこのアパルトマンの大家ですよ。先ほど1階2号室に来てくれたじゃない」
ああそうだ、すっかり忘れていた。ここは日本ではないのだ。
パリと日本とは、建物の常識が少し違う。
「あぁ、そうでしたね、ちょっとした勘違いがあって。」
アンナから調査のお礼を伝えられ、このアパルトマンを後にしようとしたとき、引っかかるものがあった。
もしかしたら自分の勘違いによって誤解を生んでいる人がいるかもしれない。
訂正を伝えるべき相手の名前を答えよう。
訂正を伝えるべき相手が誰かわからない
どうやらこのアパルトマンの大家はアンナだったようです。しかし、彼女が住んでいるのは真ん中の階の2号室。手紙には「1階2号室」と書かれていますが、階が違うようです。何が起きているのでしょう? この謎を解くには、少しだけパリの建築について調べる必要があるかも知れません。
さらにヒント
パリでは、日本の1階を0階、2階を1階と呼びます。つまり、大家であるアンナの部屋は間違いなく「1階2号室」でした。
階数の勘違いがあったことで、何か他にも間違っていたことはないでしょうか?
答えを確認する
ジャンの好きな相手は「2階1号室」にいる人でした。しかし、階数の数え間違いがあったので、相手はクロエではないようです。訂正すべき相手に「ジャン」と入力しましょう。