Mystery for You みんなで競技謎解き – GREAT ESCAPE – クリア
※手動で時間を測っている人はタイマーを止めてください。
手元のスマートウォッチに「ぴらみっど」と入力すると、大きくマルが表示されました。
それと同時にあなたの体は宙に浮きました。足元の床が消えたのです。
MCの説明では「キーワード問題に正解すると謎自体が開いて先に進める」とありました。
建造物全体の床に書かれていた謎を解いたわけですから、こうなるのは説明の通りです。
落下してすぐ、あなたはふわふわのスポンジに包まれました。ここは建造物の地下でしょうか?
あなたはまたMCの説明を思い出します。この建造物は1階建てだったはずです。
ということは……
「おめでとうございます! あなたが優勝です!」
MCが声を上げながらあなたに駆け寄ります。
こうして、GREAT ESCAPEの戦いは幕を閉じたのでした。
クリアランクの発表です。
※ランクは公開OK、クリアタイムは公開NGです。
参考記録として、各ステップの所要時間をお教えします。
※ステップを開始してからキーワードを送信するまでの時間を計測しています(1秒未満は切り捨てです)。
※各ステップの所要時間も公開NGです。
挑戦お疲れ様でした。
この作品には謎がたくさんありましたが、時間のかかった問題や解けて嬉しかった問題などいろいろあったはずです。
競技謎解きというものは、シナリオとしてのドラマがなくても一人一人の中にドラマが生まれます。
ぜひお友達とランクを共有したり、各自の中に生まれたドラマを語り合ったりしましょう。
成績がすべてではなく、謎から生まれるドラマやコミュニケーションこそが大事なのです。
そういったものに焦点を当てながら謎を振り返ってみると、普段の謎解きとは違った感想トークが楽しめるでしょう。
ただし、みんなが公平にタイムを計測できるように、後述の「SNS共有のルール」はしっかり守ってくださいね。
また、このページにはおまけの解説も用意しております。
この謎には、あなたがまだ気付いていない仕掛けが隠されているかもしれません。
クリア後の読み物として楽しんでいただけると幸いです。
・SNS共有ボタン、SNS共有のルール
・ランクについて
・詳しい解説
SNS共有ボタン、SNS共有のルール
おめでとう! 見事に「みんなで競技謎解き – GREAT ESCAPE -」を解き明かした! 謎を解き明かしたことをシェアしよう!
SNS共有のルール
・クリア画像はアップロード可能です。
・ランクの公開はOKですが、クリアタイムの公開はNGです。
・写真を撮っていいのはすべての内容物が入っていた外封筒のみとします。
ランクについて
ランクは、謎を解くのにかかったプレイ時間とペナルティの時間の合計で決まります。
タイムが短いほどランクが高くなります(SSS > SS > S > AAA > AA > A > B+ > B > C+ > C)。
SSSランク | 20分未満 |
SSランク | 20分以上25分未満 |
Sランク | 25分以上30分未満 |
AAAランク | 30分以上40分未満 |
AAランク | 40分以上50分未満 |
Aランク | 50分以上1時間未満 |
B+ランク | 1時間以上1時間20分未満 |
Bランク | 1時間20分以上1時間40分未満 |
C+ランク | 1時間40分以上2時間未満 |
Cランク | 2時間以上 |
思いのほかランクが低かった人もいるかもしれませんが、あまり落ち込まないようにしましょう。
競技謎解きというものは問題や作者との相性が大きく影響します。たまたま相性が悪かっただけです。
また、今作の問題はボリュームもバラエティもクセもあったため、Aランク以上を取るのは謎解き能力検定1級の人でも難しいでしょう。Aランク以上を取れた人を見かけたら、大いに褒めてあげてください。
詳しい解説
ここからはちょっとした解説です。
厚かましくも、競技謎解きがテーマのMystery for Youを筆者1人で3作も作らせていただきました。
過去2作ではおまけとして「この謎はどうやって解くのが最適か」といった解説を長々と書きましたが、今回のおまけはそういった解説ではありません。
今回の謎の設定は「全国に生放送されている謎解きの大会の決勝戦」というものでしたから、今回は「この謎が視聴者向けにどう設計されていたか」を解説します。
この設計こそが、みなさんが謎を解いている最中に気付かなかったであろう「最後の秘密」となります。
みなさんの謎解き力向上に直接役立つかはいささか微妙ですが、興味のある方はお付き合いください。
もしも謎解きの大会を全国に生放送するとなれば、視聴者の存在は無視できません。
大会のクリエイターは視聴者を置いてきぼりにしないような謎を考える必要があります。
かといって問題を簡単にしすぎると決勝でやるにはふさわしくない問題になる可能性があります。
一体どうすればよいのでしょうか?
もちろんその答えは無数に存在しますが、この大会のクリエイターは「あること」を思いついたようです。
みなさんは覚えているでしょうか? プロローグで番組スタッフから説明を受ける際、決勝本番の前にMCトークがあると言われていました。
これからそのMCトークを聞いていただきましょう。
MC「さあ、これから決勝です。選手のみなさんには、ある建造物から脱出をしていただきます」
ゲストA「ドキドキしますね~」
MC「ゲームスタートの前に、視聴者のみなさんにはこのゲームの最終問題をお見せします」
(ドローンで撮影されたQの部屋の映像が映し出される)
MC「この部屋の床には『Q:虹の順に読め。この建造物の名前は?』と書かれています」
ゲストB「建造物の名前を当てれば脱出成功ってわけね」
MC「その通りです。しかし、この部屋をよーくご覧ください」
ゲストC「あれ? 扉がどこにもないじゃん!」
MC「そうです。この部屋は決して入ることのできない『開かずの間』になっています」
ゲストB「見えない問題を解けって言ってんの?」
MC「はい。しかも最終問題が見えないことは、たくさんの謎を解いた後、建造物の一番奥で教えられます」
ゲストA「絶望的……」
MC「ここまでの戦いをくぐり抜けた選手なら、この超難問をきっと解いてくれるはずです」
ゲストB「超人だな! で、この最終問題はボク達でも解けるの?」
MC「大丈夫です。最終問題はドローンの中継映像だけで解くことができます。」
ゲストB「じゃあボクが先に解いたら、ボクの優勝ってことで!」
ゲストC「なるわけねえだろ」
(スタッフの笑い声)
ゲストA「でも、最終問題以外にも謎はたくさん出るんですよね?」
MC「もちろんです。途中の問題も中継でお見せしますが、全問題の画像は大会WEBページにたった今掲載しました。解説も載っておりますので、1問1問ぜひ味わってみてください。」
(鐘の音のような効果音)
MC「さて、スタートの準備が整ったようです。それではまいりましょう。GREAT ESCAPE決勝戦、スタートです!」
……といった感じです。
つまり、視聴者のほうが選手より有利になる最終問題を作ったということでした。
最初から問題文を知っていてかつ上空からの映像を見ることができるわけですから、部屋の数に気付けば選手より先に謎が解けるかもしれないということです。
念の為断っておきますと、このような決勝戦を作るのはかなり非現実的です。
なんといってもこんな建造物を作るのが大変ですし、生放送で出題するリスクもさまざまです。
そこはあくまで別の世界のフィクションとしてご理解ください。
最後に、このゲームを遊んでくださったすべてのみなさんに心より感謝します。ありがとうございました。