あなたは夏宮はづきのLINEに「ちあきの好きな人は誠一だ」と連絡を返した。

「わ！ ありがと！」

「あれかな、ここまで順調にいくってことは、もしかして私のまとめた情報メモがすっごーく優秀だったのかな！」

あなたは夏宮はづきのLINEに「そうだね」と連絡を返した。

「……なんかまっすぐ褒められると照れちゃうから」

あなたは夏宮はづきのLINEに「昔の委員会のときも、ありがとう」と連絡を返した。

「昔の委員会……って文化祭実行委員のこと？」

あなたは夏宮はづきのLINEに「そう」と連絡を返した。

「まあ、あのときは委員長を押し付けられた、かわいそーなまことくんのためについ副委員長に立候補してたっていうか……」

「確かに、いろいろ情報まとめとか手伝いもしてたけど、それこそ10年越しに感謝されるとなんか恥ずかしいっていうか……」

「でもまあ、忙しかったけど、なんだかんだ楽しかったよね。文化祭実行委員だったから、キャンプファイヤーは教室から2人で見ることになっちゃったけど」

あなたは夏宮はづきのLINEに「キャンプファイヤーくらいみんなと見に行ったら？って言ったのに」と連絡を返した。

「いいの！ まことからおわびの品ももらったしさ。アメ1粒だったけどね！」

「でもさ、ちあきは誠一のことが好きだったんだね。3人の中で一番意外なんだけど……」

「だってさ、誠一とちあきってあんまり話してなくなかった？ 何で好きになったんだろ」

「……あれ、そういえば、ちあきの推しの美術のハラセンって、誠一のお兄ちゃんじゃなかったっけ」

「え、まさか」

「いやいや」

「……」

あなたは夏宮はづきのLINEに「見なかったフリ……」と連絡を返した。

「 ま、まあね……。でも、高校の時からずっと好きな人が〜って言ってるから、さすがに好きな気持ちにウソはないはず。本当のことは、ちあきのみぞ知る、だよ」

「でも、これでやっと3人の好きな人がわかったね！」

「……正直さ、もし誰か1人でも好きな人がかぶったら……って思ってたから、ちょっと安心したよね。うん」

「よっし！ みんなの 好きな人もわかったことだし、ここからはハロウィンパーティーの計画を立てちゃおう！ まことは『パーティーの席順について』の紙を準備して！」

あなたは手元にはづきから送られてきた「パーティーの席順について」の紙を用意した。

「それじゃあ、空欄を埋めてこっか！」

「えーっと、両思いにしたいペアは、やよいと空牙、まふゆとエリオ、ちあきと誠一！」

あなたは「両思いにしたいペア」の空欄にメモをした。

「次に、みんなの情報メモだけど……うん。上から4番目まではさっきのプロフィールに書いてあるから、まことでも埋められるよね！」

「……あ、わたしの気になる人は『特になし』って書いておいてくれれば、大丈夫！」

あなたは「みんなの情報メモ」の上から4行目までの空欄にメモをした。

「で、ちあき以降に入る名前。名前書くのうっかり抜けちゃってたから、上から空牙、誠一、エリオ、まことって書いておいて！ 」

あなたは「みんなの情報メモ」の下4行の空欄にメモをした。

「よし。これで準備はバッチリのはず！ じゃあさっそく席順の計画をお願いね！」