Mystery for You 方舟ノアの物語4
記念すべき最初の転送者をポータルに立たせ、行ってらっしゃいと声をかけ転送ボタンを押す。
すると彼の体はポータルから消えた。
無事宇宙船に転送されたことを確認し、あなたは安堵のため息をついた。
____________
「ミッションクリアだ、お疲れさま!
彼を無事に移住先の惑星に送り届けることができた… ついにノア計画の本格的な一歩目を踏み出せたんだ」
惑星ニアの様子はどうだった?と、あなたはタローに尋ねてみる。
「移住先の惑星には水があって草地があって、太陽の光も穏やかだった。それにぼくが生まれたときにはもう地球にはなかったけれど、草原?も作ろうと頑張っているみたい」
「…いつになるかわからないけれど、いつかマックスともそこに行きたい。
日向ぼっこをしながら、思いっきり外の空気を吸い込みたいな」
そうしよう、とあなたは答えた。
「いいね、約束だ。 …じゃあその夢のために、ぼくたちでこのノア計画を必ず成功させよう」
同じ気持ちだと伝えると、タローはモニターに向けて手を差し出してきた。
「ぼくの国で約束事をするときには、小指を合わせて『ゆびきりげんまん』ってやるんだ。ほら、マックスも出してみて」
あなたも手を差し出し、モニター向こうのマックスの大きな手に合わせた。
「ゆびきりげんまん!」
モニター越しに合わせてた手を通して、あなたは胸の辺りまで暖かさが広がるのを感じた。
その日は映像で見たことのある、木の上に太陽の光が暖かく降り注ぐ光景の夢を見た。
ー DAY86 終了ー
【封筒3を開いてストーリーシートを読み、謎用紙の謎を解こう】
内容物:
ストーリーシート … 1枚
謎用紙 … 1枚