Mystery for You パズルロッジ殺人事件3 何とか解読に成功し、金庫は開いた。 そこには制御室の鍵がぶら下がっていた。 アキラは急いで鍵を掴み、制御室に向かおうとするが、ワタルが腕を引っ張ってとめた。 「待った! もしかしたらクロト先輩の部屋のパズルを起動した誰かが潜んでいるかもしれないです。気を付けた方がいいかと」 さすが推理小説好きのワタルだ。 確かに自分たち以外いないはずのロッジでパズルが起動したのだから、犯人が潜んでいてもおかしくはない。 心もとないながらもホウキなどを手に皆でそっと開けた制御室に人影はなかった。代わりに部屋の真ん中には制御盤が鎮座していた。 たしかに205、クロトの部屋と施錠装置がオンになっている。 しかし、同時にそれらの制御盤のボタンが壊されていて、施錠装置をオフにすることはできない。 「そんな…… いったい誰がそんなことを…… 俺たちは全員寝てたわけだし……..。っていうか、鍵がかかっていたんだろ? もしあのとき、制御室でこの装置を動かしたとして、すぐに出て鍵を閉めて、フロントに戻す時間なんてあったか?」 ワタルが推理を始めるが、アキラは金庫の状態を思い出して、その説を否定した。 「時間はあったかもしれないが、フロントの金庫は挨をかぶっていて、しばらく誰かが触った形跡はなかったはずだ」 「じゃあいったいどうやって…」 第二章の冊子を読もう。 読んで謎を解いたら「次へ」を押して解答を入力しよう。 第二章のヒントも次のページにあるぞ。 次へ