Mystery for You 山下先輩は、 を待っている。 プロローグ
2024年4月10日。
激しい受験戦争を勝ち抜き、あなたは志望していた北野光陰高校に入学した。
周りは知らない人だらけだが、緊張感とワクワクで何も考えられなかった。
あっという間に、入学式や身体計測、初めてのホームルームが終わる。
放課後、あなたはどの部活動に入部すべきか考えるため、掲示板の募集ポスターをながめていた。
その中に、あなたは日に焼けた少し古いチラシを見つける。
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部 員 募 集
将棋、囲碁、チェス、トランプetc…
アナログゲームならなんでもOK!
一緒に楽しい時間を過ごしませんか?
ゲーム同好会
気になる方は 3F 生徒活動室Gまで
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「ゲーム同好会、かぁ…」
あなたは脱出ゲームが好きだ。
「脱出ゲームもものによってはアナログゲームと言えなくもないし、もしかすると部活中ずっと謎解きができるかも!」
そう考えたあなたは、さまざまな勧誘を横目に、生徒活動室Gに向かうのであった。
―3F 生徒活動室G―
あなたは緊張しながら扉をノックする。
「ちょっと今手が使えないんだ。廊下の窓に置いてある植木鉢の下に鍵を隠してあるから、それで入ってきて!」
「は、はーい。えーっと、植木鉢… 植木鉢… っと」
言われた通り、植木鉢と水受けの間から鍵を見つける。
あなたは鍵を開け、活動室へと足を踏み入れた。
「失礼します」