Mystery for You リアル双六ゲーム Lの部屋
「この部屋のイベント:あなたたちは動物の命に関する講習に参加した。
1人を犠牲にすることで、10万円獲得できる。ただし10万円を諦めれば、メンバーの犠牲は回避される。」
続けて端末にはこう表示された。
「1人処刑して10万円を獲得するか、その権利を放棄するかを決めてください。処刑するメンバーが決まったら、選ばれた人は処刑ボタンを押してください。
その瞬間に首輪から電流が流れ、即脱落となります。」
「なんだよそれ、きっとここで10万を逃したら負けるだろ。おい誰か脱落しろよ!」
「でも1人ここで殺すなんて… 私にはそんな選択できません。10万円は見逃しましょう。」
サラの返答を無視してジンはあなたの方を向く。
「そういえば…そこのお前。お前が処刑で良くないか? なんか最初からずっと冷めてる様子だし、お前なら死ぬのも怖くないだろ?」
「なんでそうなるんですか? 嫌ですよ。」
「なぁ。お前… 何か企んでるんだろ? 俺はずっとお前を怪しいと思ってるんだよ。最初から感情の起伏がないし、謎を解き進めることしか考えず、ずっと進行の役割を担ってる。こんな状況で謎解き謎解き謎解き? 正気でそんなのやってられるかよ! …なぁ本当はお前、黒幕なんじゃねえのか? なんとか言えよ!」
ジンがあなたに掴み掛かり、怒鳴るように詰める。
「やめろ。今黒幕とか関係ないだろ暴れんな。」
「なんだお前口をはさんでくんな!」
「お前がそんな態度だからだろ…!」
サブローが止めにかかり、ジンを力づくであなたから引き離す。ジンの身体は勢いよく投げ飛ばされ、その勢いでジンの左手が処刑ボタンに触れてしまった。
その瞬間彼の身体は大きく痙攣(けいれん)し、動かなくなった。
「…! ジンさん……」
端末の表示が切り替わる。
「1名の脱落を確認しました。あなたたちは10万円を獲得しました。謎を解いて先へ進んでください。」
感情なく表示される文字に、誰もが無言になった。
だが、このままここにとどまるわけにもいかない。
先に口を開いたのはサブローだった。
「…はぁ、仕方ない。」
「うわぁ…ひどいゲームですね。それにしても僕も1つだけ気になるのは、黒幕の存在…」
「それは今議論したって仕方ないことだ。先へ進むぞ。」
事故とはいえメンバーを手にかけてしまった罪悪感を胸に、あなたは謎を解いた。
モニターに表示された問題を解き、答えを入力しよう。
謎
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ヒント1
それぞれの色の名前が入ります。
ヒント2
RED,GREEN,PINK,BLACK,WHITE,BLUEと入ります。
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答えは「NINKI(にんき)」です。