円や楕円の書かれた4つの長方形の図が細い矢印でつながっています。
これはある作業の手順を示しています。
どのような手順なのか、読み解いてみましょう。
円や楕円の配置に、見覚えはないでしょうか？

また、太い矢印の先には、大小の「O」に、それぞれ6マスずつの空欄があります。
作業を行なった結果、このマスを埋める必要がありそうです。

長方形の図は、カバーの表紙部分（大きくタイトルが記された面）を示しています。
円や楕円は、カバーに開いた穴です。

一番左の長方形では、左上が赤、右下が青の星印になっています。ポスターにはさまざまな文字とともに、星や三角の色とりどりの印が描かれています。

カバーをポスターに重ね、一番左の長方形と同じ状態を作ってみましょう。

カバーの左上の穴に赤い星の印、右下の穴に青い星の印が入るように、カバーをポスターに重ねてみてください。
すると、一番左の長方形と同じ状態が作れます。

ここでカバーにある穴のうち、表紙と背表紙に書かれた「The Only 1」というタイトルを成している大きいOと小さいoの穴から、それぞれ文字が見えるはずです。
それを、ポスターの大小のOの右にあるマスに書き入れましょう。

マスには、

O　ホ？？？？？
o　ク？？？？？

と文字を埋めることができます。

今度は、カバーをポスターに重ねたまま、一番左の長方形のすぐ右の図にあるように、カバー右下の穴から見える青い星に指を置いてみましょう。

そこからどのようにすれば、左から2番目の長方形のように、「カバーの左上の穴に黄色いの星が入る」状態を作れるでしょうか。

カバー右下の穴から見える青い星に指を置いたまま、カバーを右に回転させます。
左から2番目の長方形と同じ形、つまりカバー左上の穴に黄色い星が入るまで、ゆっくりと回転させてください。
軸がずれてしまわないよう、適宜調整するとよいでしょう。

その回転途中に、カバーの大小のOから文字が見えるはずです。
その文字をそれぞれマスに書き入れましょう。

マスは、

O　ホシヲ？？？
o　クニ？？？？

と埋まるはずです。

今度は、カバー左上の穴から見える黄色い星に指を置いたまま左から3番目の長方形と同じ形、つまりカバー右下の穴に緑の星が入るまで、カバーを右に回転させます。
先ほどと同様に、回転途中にカバーの大小のOから見える文字を、マスに書き入れましょう。

マスは、

O　ホシヲサ？？
o　クニシテト？

と埋まります。
最後は一番右の長方形の形になるよう、カバー右下の穴から見える緑色の星に指を置き、カバーを右に回転させ、途中で大小のOから見える文字を拾います。

マスは、

O　ホシヲサンカ
o　クニシテトケ

と埋まりました。
上の行から読むと「星を三角にして解け」。
これはどういう意味でしょうか。

今までの星の印を、三角の印と考えて、もう一度作業を行ないます。

つまりカバーの左上の穴に赤い三角の印、右下の穴に青い三角の印が入るように、カバーをポスターに重ねます。
するとカバーの大小のOから見える文字が変わります。

そして青い三角に指を置いてカバーを右に回転させ、「左上の穴に黄色い三角の印」が入った状態を作り…と、先ほど同じように作業を行なっていきます。

最終的に、6マス✗2はまったく異なる文章になるでしょう。

マスは、

O　テンセンワク
o　ニシキイレロ

と埋まります。
「点線枠にシキ入れろ」となります。
点線枠は、「Step 2」に2マス✗4つあります。
「シキ」が何を示すのかを考えてみてください。

式、指揮…いろんな可能性の中から、2マス✗4の点線枠に入りそうな言葉は「ハル」「ナツ」「アキ」「フユ」の四季と推測できます。

Step 2の点線枠に、上から「ハル」「ナツ」「アキ」「フユ」と書き入れましょう。
ここまで来たら、Step 2を解くことができます。

Step 1が解けないと、Step 2を解くことができません。
まだStep 1を解いていない方は、先にそちらを解いてください。

Step 1が解けると、Step 2の点線枠に上から「ハル」「ナツ」「アキ」「フユ」という文字が入ることがわかります。

そして「ハル」「ナツ」「アキ」「フユ」のそれぞれ1文字目が大きいO、2文字目が小さいoに対応していそうです。
この大小のOは、カバーの表紙と背表紙にあるOを示していると考えて間違いないでしょう。

また、それぞれの矢印の先には、灰色の丸印が3つ、もしくは5つあります。
ポスターにはたくさんのアルファベットが記された灰色の丸印があることから、この3つや5つの灰色の丸印には、いずれかのアルファベットが入ることが想定できます。

「大小のO」「それに対応する2文字（ハル、ナツ、アキ、フユ）」「灰色の丸印」
ポスター全体とカバーを見ながら、この関係を考えてみてください。

ポスターをよく見ると、「ハル」「ナツ」「アキ」「フユ」の文字があることがわかります。
そして1文字目の「ハ」「ナ」「ア」「フ」が大きい文字になっています。

ここはひらめきが必要です。

カバーにある大きいOの穴から「ハ」、小さいoの穴から「ル」の文字が見えるよう、ポスターにカバーを重ねてみてください。

すると、カバーの他の穴から、アルファベットが記された灰色の丸が3つ見えるはずです。
そのアルファベットを、二重枠に書いた「ハル」の矢印の先にある灰色の丸に書き入れましょう。
アルファベットの順番は関係ありません。

「ハル」の矢印の先にある灰色の丸には、「D」「H」「J」のアルファベットが入ります。

今度はカバーにある大きいOの穴から「ナ」、小さいoの穴から「ツ」の文字が見えるよう、ポスターにカバーを重ね、カバーの他の穴から見えたアルファベットを灰色の丸に書き込みます。

「アキ」「フユ」も同様に行うと、灰色の丸に入るアルファベットがすべてわかります。

アルファベットは上から、

D,H,J
B,K,I
C,L,Z
A,E,G,O,S

となります。
これがそれぞれ

4
7
8
9

とイコールで結ばれています。

ここで、イコールの上にあるZ型の矢印に注目しましょう。
矢印の線にはデコボコした装飾がありますが、これは何を示しているのでしょうか。
これまでに見たものの中で、該当するものが存在します。
ヒントは、「デコボコのサイズ」です。

Z型の矢印にあるデコボコした装飾は、カバーの裏表紙部分にある2段バーコードの一部を示しています。
重ねてみると、サイズが同じであり、デコボコと線が対応していることがわかるでしょう。

では、

D,H,J＝4
B,K,I＝7
C,L,Z＝8
A,E,G,O,S＝9

と、バーコードを示すZ型の矢印から、何を考えればよいのでしょうか。

最初の説明で、「答えは4文字の英単語」と明示されており、「Answer＝3EE1」と書かれていることから、「3」と「1」が示すアルファベットがわかれば答えになると推測できます。

そして「3」と「1」の書体は、「4」「7」「8」「9」の書体と同じです。
つまり、

D,H,J＝4
B,K,I＝7
C,L,Z＝8
A,E,G,O,S＝9

からアルファベットと数字の対応を導き、それを「3」と「1」に適応させれば、答えがわかります。

ここでも、大きなひらめきが必要になります。

カバーの裏表紙部分にある2段バーコードの下に、数字が記されています。

9784909474780
1920093020008

この数字は、「3」「1」や、「4」「7」「8」「9」の書体とまったく同じです。

ところで、2段バーコードの下にある数字は、全部で何個あるでしょうか？

2段バーコードの下にある数字の数は、26個。
これは、アルファベットの数と同じです。

試しに、Z型のバーコードを示す矢印の順に、

ABCDEFGHIJKLM
NOPQRSTUVWXY

とアルファベットを並べてみます。これを、

D,H,J＝4
B,K,I＝7
C,L,Z＝8
A,E,G,O,S＝9

と見比べてみましょう。

「D,H,J＝4」「B,K,I＝7」などは、2段バーコードの下の数字に左上からアルファベットを当てはめたときの数字を示しています。

ABCDEFGHIJKLM＝9784909474780
NOPQRSTUVWXY＝1920093020008

では、「Answer＝3EE1」の「3」と「1」は、どのアルファベットに対応しているでしょうか？

「3」はアルファベット20番目のTに、「1」はアルファベット14番目の「N」に対応しています。

答えは「TEEN」です。