【黄昏のまほろば遊園地】解説ページ 謎の新聞記者〜ゴシップと真相〜コース
まほろば遊園地とまほろばショー
あなたは忘却切符に「忘れたい記憶」を書き、アトラクションに乗ってまほろば遊園地へとやって来ました。
そして、まほろば遊園地のマスコットキャラクターであるアミやコダマルたちによる「まほろばショー」を観ます。ショーが終わると記者の後藤真一郎が乱入し、まほろば遊園地に姿を消したとされる行方不明者の捜索を依頼されました。何でもこの遊園地では記憶が失われていくらしく、行方不明者は記憶を失い、ここに留まっているそうです。
真一郎は「児玉元気、時瀬幸二、後藤道代と、ここねという名の少女。この4人の行方不明者を見つけて、記憶を取り戻してほしい」と話します。続けて「行方不明者の記憶を取り戻すためには、彼らの“大切なもの”を遊園地内から見つけ出し、それを本人に見せる必要がある」と話します。
こうして、それぞれで手分けして、行方不明者とその大切なものを探すことになりました。
真相に迫る仲間に値するかのテスト
このコースには真一郎と倫子という2人の中心人物がいました。まずは真一郎の物語を振り返りましょう。
まほろばショーの後、手記の探索とここねの捜索を依頼した真一郎は、まほろばシアターの前に移動します。
それに付いていくと、真一郎が皆さんが本当に一緒に秘密を探るに値する人物なのかをテストするため、週刊アウトサイドの記事からいくつか質問を出してきます。
それらの質問に答えて真一郎に認められた皆さんは、真一郎と秘密を探るため、手記があったという場所へ移動します。
そこにはさまざまな場所に手記が隠されており、皆さんはそれらを集めることになります。
集まっていく手記
集まった手記は、以下のものです。
集めた手記について、真一郎に見せると、手に入れた内容によってさまざまな情報を伝えてくれました。
例えば家族に関する記述が書かれた手記を見せると、真一郎にも家族がいることがわかり、さらに仕事中心の生活によって家庭がこわれてしまったという、彼の人物像についての話など……。
岬倫子との再会
手記を集めるのと並行して、真一郎はここねの行方をつかむために必要な人物である岬倫子の捜索を皆さんに依頼します。そして、発見した人たちの報告を受けて、パソコン廃棄所に向かおうと提案します。
そしてパソコン廃棄所に着くと、真一郎は岬倫子と再会します。
倫子は真一郎が週刊アウトサイドで取り上げたことで炎上し話題となったホワイトハッカーでした。
真一郎は心のどこかで「倫子に依頼すれば、まほろば遊園地のより核心に迫る情報が得られるかもしれない」と思いつつも、過去に自分のせいで炎上が起きてしまったことが原因で口論してしまい、協力関係は成立せずその場を後にすることになりました。
家族を探してミッチーのおうちへ
ほぼすべての手記が集まった頃、まだ捜索していない「ミッチーのおうち」へ移動しようと真一郎が提案します。
そこで真一郎はフォトグラファーのCHIHARUと遭遇し、自分が持っている家族写真は彼女が撮影したものであることを思い出します。
CHIHARUとの会話の中で、真一郎は写真を撮った当時のことを思い出し、家族への想いをつのらせます。
この写真と話から、なんとまほろばショーで舞台に立っていたミッチーこと道代が真一郎の妻であること、そして娘のここねもまほろば遊園地の行方不明者であることが推察できました。
そして、“大切なもの”を見せれば記憶を取り戻すはず。では道代にこの家族写真を見せれば記憶を取り戻すのではないか。真一郎はそう考えるも、アミにこの行動がバレれば、自分の記憶が奪われ、真相を導くことが難しくなるため、皆さんとCHIHARUに家族写真をたくし、道代に見せるよう依頼します。
ミッチーに扮する道代に写真を見せる皆さんとCHIHARU。
しかし、写真を見ても道代はピンときていません。結局記憶を取り戻すことはありませんでした。
ミッチーとのおままごと写真の秘密
真一郎は思い出す気配がない道代に動揺し、直接相対します。
記憶を失い、おままごとに興じるミッチーと一緒に「擬似家族ごっこ」をする真一郎。
もう一度写真を見せるもやはり、彼女の記憶は戻りません。あげく道代はその場から去ってしまいます。家族写真を落とし、うなだれる真一郎。
しかし、その家族写真の裏にはこんなメッセージが書いてありました。
「記憶を取り戻すには“大切なもの”だけでなく“大切な言葉”も必要」
記憶を取り戻すのに必要なのは、“大切なもの”だけではなかったようです。“大切な言葉”も必要であることを皆さんは真一郎に伝えます。
岬倫子を発見、アミとの遭遇
大事な事実を知った真一郎は、みんなに伝えなければならないと考えますが、その矢先、倫子を発見します。しかし、倫子は何があったのか、心ここに在らずといった状態で、ふらふらとどこかに歩いていきます。誘われるように歩く彼女に違和感を持った真一郎は後をつけます。
倫子が入った場所は「コンピュータールーム」。
そこにはアミとオトがおり、園内放送で「おしゃべりショーがもうすぐはじまる」と遊園地全体にアナウンスしていました。
みんなが遊園地を楽しんでくれている様子に気分を良くするアミ。
皆さんは彼女からこの後行なわれるらしい「まほろばパレード」の参加方法を教えてもらいました。
それは「音楽に合わせて歩きながら、忘れたい記憶を強く思い描くこと。そうしてみんなの気持ちが集まれば、まほろばシアターが現れる」とのことでした。
話し終えたアミとオトはその場から去ります。
記憶が奪われることもなく、ほっと一息つく真一郎。
そして、コンピュータールームの奥に目をやると、無邪気にパソコンでゲームをして遊ぶ倫子の姿がありました……。
これが、真一郎の物語です。その後コンピュータールームで起きたことは、ご覧いただいた通りです。次は本コースのもう一人の中心人物、岬倫子の物語を振り返りましょう。
ホワイトハッカー岬倫子、登場
まほろばショーを見終えた皆さんに対し、「本気で忘れたい人、付いてきて」と、倫子はパソコンに表示された文字を見せ、皆さんを誘います。
倫子に付いていくと、こっそりと彼女は話し始めます。その話によると、凛子はハッカーであり、まほろば遊園地の秘密が気になってやってきたそうです。
もし施設の機材があればハッキングして秘密を暴けるかもしれないと。
皆さんはマップを見て、彼女に施設の機材がありそうな場所を伝えました。
それは「パソコン廃棄所」です。
パソコン廃棄所に向かうとCOCONE’s PCと書かれた1台のパソコンを発見しました。
しかしパスワードがかかっており、中を見ることができません。
倫子自身が持っていたパソコンの「パソコン修復ツール」を使って診断したところ、この周辺に散らばっているギアをすべて集めれば、パソコンの中を見ることできると判明しました。
ギア集めの最中、真一郎と遭遇
皆さんはギアを集めるため、パソコン廃棄所周辺を探索します。
そんな中、真一郎とはち合わせます。
真一郎はサングラスとマスクを外して「お前は、岬倫子?」と言います。
それに対して、倫子は真一郎をにらみつけて「どっかで見た顔だと思ったら、後藤真一郎…」と言います。
どうやら2人には何かしらの因縁があるようです。その原因は真一郎が持つ週刊アウトサイドの切り抜きで判明しました。どうやら倫子はこの真一郎によってある企業に不正アクセスした事実を取り上げられ、炎上した過去があったようです。
口論の末に真一郎を追い払い、倫子は皆さんと共にギア集めを再開します。
COCONE’s PCに隠された情報
ギアがすべて集まるとパソコンが見られるようになります。
しかし中のフォルダを開くにもパスワードが求められます。
“大切なもの”が重要と言われてたのを思い出し、COCONE’s PCの持ち主が行方不明者のここねなのではないかと推理し、ここねの情報を探すことにしました。
ここねがブログをやっていたらしい、という情報を持っていた倫子は、皆さんと協力して検索ワードを出し合い、ここねのブログへとたどり着きます。
ここねのブログ
https://ameblo.jp/cocone-0208/
ちなみに「ここね」だけだと検索数がしぼれないので「東京ドームシティ アトラクションズ」や「遊園地」など複数ワードを出すことでブログにたどり着くことができました。
ここねのブログによって以下の情報が判明します。
・ここねの本名は「後藤ここね」
・記者の「真一郎」と「ここね」は親子
・ここねは学校に通っていない不登校児
・後藤ここねは「アミ」と友達
・4月15日はアミと出会った特別な日
ここねの“大切なもの”がアミだとするなら、パスワードもamiかもと、パスワードを打ち込みますが見られません。パソコンであれば数字も関係するかもと、アミと出会った4月15日、0415を付け加えた「ami0415」を入力すると、フォルダを開くことができました。
まほろば掲示板
COCONE’s PCの中には「まほろば掲示板」というアイコンがありました。
それをクリックすると掲示板に入るためのパスワードが求められます。
何にアクセスするにしてもパスワードが求められるため、相当重要な情報がこのパソコンには隠されているようです。
パスワードは以下のような謎を解けば導くことができました。
「乗り物」とはアトラクションのことでした。とすると「ピクシーカップ」が消せそうです。消すと「や」「と」「は」「み」の4文字が残ります。答えは2文字になるはずなのでまだ何かあるようです。ここで注目すべきは「とりのぞけ」の文言。これを「鳥、のぞけ」と捉えることができます。すると「や」「と」「は」「み」の中に「はと」が入っていることに気づきます。「はと」を取り除いて残る2文字は「やみ」。
答えは「やみ」です。
「やみ」と入力すると掲示板にアクセスできます。
掲示板にはまほろば遊園地に迷い込んださまざまな人物が書き込みをしていました。
倫子もまた、掲示板に以下についての書き込みを行います。
・倫子は記憶を捨てるためにまほろば遊園地に来たこと
・ただ、大切な相棒である自身のコンピューターと、かつてクライアントに「あなたにしかできない仕事だ」と言われたことだけは忘れるには惜しい。だから、そのことについてのみ掲示板の住人たちに覚えていて欲しいこと
倫子は先ほどの週刊アウトサイドのスキャンダル記事についての記憶を、自分、そしてそれを知る全員から忘れさせたいという想いでここに来ていたようです。
秘密の動画
また、パソコンには謎めいたハートマークのアイコンもありました。
それにアクセスするには“大切な言葉 ”が必要なようです。
“大切な言葉”とは、もちろん後藤ここねにとっての大切な言葉でしょう。
その情報についても先ほどのブログに書かれていました。
ここねの大切な言葉は「まほろばのうた」。
「mahorobanouta」と入力すると動画が表示されました。
再生すると以下のような映像が映し出されます。
映像から以下のことを推察できます。
・ある少女の心からまほろば遊園地が創り出されたこと
・まほろば遊園地に道代、児玉、幸二らが取り込まれミッチー、コダマル、コージーに姿を変えたこと
それを見た倫子はこうつやぶきます。
「もしかして…まほろば遊園地はここねって子の心の中なの…!?」
次の瞬間、映像にノイズが広がりアミが現れました。
そして「忘れたいことがあるんだよね」と言い、不気味なメロディが鳴り響きます……。
最後にアミは「コンピュータールームで待ってるよ」と言い残して、映像はとぎれました。
記憶を失った岬倫子
映像を見た後、生気が抜けたように一点を見つめている倫子。
さきほど見た映像で流れていた忘却のメロディによって、記憶を失ってしまったようです。
そして急に「行かなくちゃ」とつぶやき、COCONE’s PCを持って歩き出します。
皆さんも倫子の後を付いていくと、たどり着いたのはまほろば遊園地の「コンピュータールーム」。
そこにはアミとオトが待ち構えていました。
アミとオトは倫子からCOCONE’s PCを受け取り、それを使って、「『まもなくおしゃべりショー』が始まる」との全館放送を行ない、その後どこかへと去りました。
その場に残った倫子は、まるで人が変わったかのようにパソコンでゲームをして遊びだします。目的を見失い、目先の楽しそうなものに集中してしまっているようです。
そんな倫子に付いてきた皆さんの背後には、先ほど口論した真一郎がやってきました。彼もここに至るまでにさまざまな情報を手に入れていたようです……。
これが、倫子の物語です。
ここからはあなたにご覧いただいた通りです。
以上が「謎の新聞記者〜ゴシップと真相〜コース」で起きたことのすべてです。
他のコースでもさまざまなドラマが起きていました。まったく異なる物語を楽しむことができますので、もし機会があればご参加いただければと思います。
それでは改めて、『黄昏のまほろば遊園地』にご参加いただき、誠にありがとうございました。
また次の物語でお会いできることを願っております。