怪人眠るオペラ座からの脱出_公演ストーリー解説
※本ページには公演の内容のネタバレが含まれます。公演参加後にご覧ください。
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怪人の残した遺書や遺品の謎を解き、オペラ座に仕掛けられた爆弾を止めることができたあなたたち。
しかし、物語の最後に実はアレンが存在しない人物だったという事がわかります。
もしかしたら、彼は現代に現れた怪人の亡霊だったのではないか?
そうであればここまでの一連の出来事は彼がいなくても成立していたことになります。
本当にそうだったのか、今日起きた不思議な出来事を振り返ってみましょう。
【アレンにまつわる不可解な点】
不自然な自己紹介
物語の冒頭でアレンが自己紹介をしていました。
しかし、マントゥールはそれに被せるように次の話に移ります。
この時、マントゥールはアレンを雑に扱ったようにも見えましたが、実はアレンが話していることにすら気付いていなかったのです。
3人で踊っていたダンス
パーティーの冒頭で、マントゥール・スタッフ・アレンの3人が踊っていました。
一見、3人で息を合わせて踊っているようにも見えますが、アレンが他の2人に触れることは全くありません。
よく見るとこのダンスは、アレンがいなくても成立するものでした。
遺書についてのアレンの台詞
支配人が遺書を読み上げた際に、アレンが「遺書を正しく読み解く必要がありそうですね」と発言しました。
あれは、怪人の「宝」を指輪だと思い込んだ支配人に対しての発言でした。
またその直後の支配人の「なるほど」という言葉は、はアレンへの応えではなく手紙を読んだ支配人の独り言でした。
二重に確認したドア
会場に怪人(録音)の声が響き渡り、オペラ座が封鎖された直後、アレンは扉が開かないことを確認しました。
しかし、そのすぐ後にマントゥールも自分自身でもう一度扉を確認しました。
マントゥールはアレンの姿が見えなかったため、このようなことが起きたのです。
怪人役に指名されたスタッフ
100年前の仮面舞踏会を再現するため、マントゥールは指揮者、マリアは当時の歌姫の役になりきります。怪人の役を誰が演じるか、マントゥールはアレンを指名したように見えました。
しかし、実はアレンではなくそのすぐ後ろに立っていたスタッフを指名していたのです。
その証拠に、スタッフ自身もマリアが歌い始めた後に仮面をつけてホワイエに登場していました。
雷の音で驚いたマリア
仮面舞踏会の再現の最後に、アレンは雷の音と共に大階段に姿を現しマリアに近づきます。その時、マリアはアレンを見て驚きの悲鳴を上げたように見えました。
しかしそれは、雷に驚いていたのです。
つまり、マリアにはアレンの姿が見えていなかったのです。
支配人室に立つアレン
鍵を見つけた際、支配人室にはマントゥールとアレンがいました。
この時、マントゥールはアレンに見向きもしていません。
【怪人の願いの真実】
一体なぜ、アレンは亡霊になってまでオペラ座に現れていたのでしょうか?
それは怪人、つまり、彼自身の願いを叶えるためでした。
怪人の願いとは「オペラ座と愛する歌姫の子孫を未来永劫守り続ける」こと。
生前、自分の力だけではこの願いを叶えることが難しいと察した怪人は
死後の世界にも亡霊として現れ、未来に”守り手”を見つけ出すことを誓ったのでした。
怪人の遺書には「優秀な頭脳と、特別な能力を持つ者よ」と書かれていました。
遺された難解な謎を解き明かす頭脳と特別な能力、つまり亡霊であるアレンの姿を見る能力を持つ人物。
それはまさに今回オペラ座の危機を救ったあなたたちのことだったのです。