貞子 呪いのビデオからの脱出 謎解説
【解説】
あなたは雑誌の記事に載っていた、とある屋敷にやってきた。
ここには「貞子の呪いのビデオ」があると噂されている。
玄関から中へ入ると、仄暗い居間に1台のブラウン管テレビだけが明かりを灯していた。
もしかして…そう思ったあなたは、ソファに掛けてリモコンの再生ボタンを押す。
するとテレビに映し出されたのは貞子の呪いのビデオだった。
どうやらビデオによって呪われてしまったらしいあなたは、奥の部屋へと進むしかなかった。
行き着いた部屋には、なんとも奇妙なコレクションが飾られていた。
おそらくこの屋敷の家主は、曰く付きの物品を趣味で集めていたのだろう。
そのうちの一つが「貞子の呪いのビデオ」だったのだ。
部屋には、とある人物のメモ書きが落ちていた。メモによると、
「呪いを解く方法は、30分以内にこの家のどこかにある”解呪のビデオ”を見ること」
このメモを書いた人物のブログを見れば、何か手がかりがわかるかもしれない、と四谷に連絡を入れる。
【ブログを読むための3つの暗号】
ブログを読むためのパスワードを導くには、この屋敷の情報を使った3つの暗号を解かなければいけないようだった。
[黒い爪の暗号]
部屋に飾られていた4本の手の模型の中に、黒くなっている爪がいくつかあることに気付く。
その指に書かれた文字だけを読んでいくと、「コ」「ユ」「ビ」「ヨメ」となる。
次に小指だけ文字を読んでいくと、1つめのパスワード「オンネン」がわかる。
[ライトで照らす暗号]
部屋の壁には同じ模様があしらわれた4つの箱が飾られていた。
矢印の方向からライトで照らすと、中に動物の姿が浮かび上がる。
左から、「クモ」「カエル」「カブトムシ」「ネズミ」。
それぞれの名前を空欄に当てはめて数字に対応する文字を拾うと、2つめのパスワード「クルシミ」がわかる。
[お面の暗号]
部屋に飾られたいくつかのお面の中からイラストに書かれたものを探し、目から中を覗く。
すると、そこには「みつめの」「みつめる先」と書かれていた。
部屋のお面の中から3つ目のあるお面を見付け、その視線の先を見ると3つめのパスワード「ワザワイ」がわかる。
【3枚の写真を手に入れる】
3つのパスワードを四谷に送ることができると、ブログの内容を読むことができた。
ビデオの手がかりは、どうやら家紋の書かれた扉の先にある金庫の中にあるらしい。
[穴の開いた部屋]
部屋の中に入ると金庫が目につく。
そこには「穴の中のボタン同時に押して障子を見ろ」という指示がある。
実際に穴の中に手を入れてボタンを押すと、障子に数字「9640」が浮かび上がる。
その番号で金庫を開くと写真が1枚手に入る。
[浴室]
浴室の金庫には「チェーンの先に書かれた数字で金庫を開け」という指示があった。
浴槽から延びているチェーンを引っ張り、そこに書かれた数字「4210」で金庫を開くと写真が1枚手に入る。
[暗室]
部屋に入ると、そこには無数の写真が。金庫には
と書かれているので、その写真をめくると裏にまた指示が書かれている。
これを繰り返して4枚目の写真をめくるとそこに数字「6740」が書かれていた。
その番号で金庫を開くと写真が1枚手に入る。
【3枚の写真を手に入れた後の謎】
3枚の写真を手に入れると、四谷からこんな画像が送られてくる。どうやら、前にこの屋敷で見付かった紙のようだ。
「「貞」の字が浮かぶものを時の順に結べ」という指示の通り、
手に入れた3枚の写真の中で「貞」の字が浮かんでいるアイテムを探す。
そのアイテムを、時の順、つまり写真に入っている日付の順につないでいく。
葉っぱ→くし→三輪車の順番でつなぐことで、「行くべき場所は井戸」と読み取ることができた。
【井戸】
井戸の中に何か手がかりがあるということなのだろうか。
勝手口から裏庭へ出ると、その奥に小さな井戸を見付けた。
「あそこにきっと何かが…!」
そう思って近付こうとした矢先、井戸の中から這い出てきた貞子に遭遇してしまう。
程なくして貞子は井戸の中へ消えていき、あなたは恐る恐る中を覗いた。しかしそこには何もない。がく然としながら建物の中へ入ると、そこはまだ入ったことのない部屋だった。
【鏡の部屋】
部屋で新たに見付けた手がかりによると、ビデオを見付けるためには「鏡の部屋に入り、箱を開けなければならない」らしい。あなたは明かりを消し、鏡の部屋へと入った。
異様な雰囲気の空間の中、あなたは箱が開くまでひたすら恐怖に耐えた。その間、鏡越しに何者かの恐ろしい姿を目にした気がした。
【残りの写真の謎】
鏡の部屋では、2枚の写真を手に入れた。
あなたは、先ほど手に入れた3枚の写真の存在を思い出して、新しく手に入れた2枚の写真を含むすべての写真を使い、線をつなぎ直した。
すると、新たな指示を読むことができた。
現れた指示は、「残りの1人を5人と同じにしろ」。
5人とは誰のことか。それはすぐ手元にある写真に映った人々のことだった。
写真に映った人は顔が塗りつぶされていた。しかしその中でただ1人、顔が見えている人物がいたのだ。
あなたは少し躊躇いながらも彼の顔を塗りつぶしていく。
すると、そこから「手洗い場」という文字が浮かび上がった。
【手洗い場の謎】
「ビデオは手洗い場にある!」あなたは足早に手洗い場へと向かった。
中へ入ると、そこは汚く、壁からは無数の髪の毛が垂れていた。
そして奥の扉の先に何者かの死体を見付ける。
もしかすると彼こそがブログを残した人物かもしれない。
死体の横に、黒い物体が見えた。拾い上げるとそれはビデオテープだった。
「これを見ることさえできれば助かる!」
そう歓喜したのも束の間、ビデオテープの側面にはこのように書かれていた。
「サホウヲシルニハ
テアライバノ
スベテノカミノウラシタカラヨメ」
どうやら解呪のビデオを再生する際に、正しい作法を行わなければいけないようだ。
あなたはタイムリミットが差し迫る中、手洗い場の壁に垂れた髪の毛を持ち上げた。
そこには文字が書かれていおり、すべてを下から読んでいくと、
「手」「を」「あ」「わ」「せ」「ろ」
作法は、手を合わせることのようだ。
あなたは手洗い場を後にしようとする。
しかし、急にあることが気になった。あの死体のことだ。
ここまでの謎が解けた人物がなぜ死んでいるのか。
単純な時間切れか? いや、彼のメモにはこう書いてあった。
「気持ち悪いが、あの髪を調べよう」
…しかし、なぜ彼は亡くなっているのか。
きっと何か情報が足りていないのだ。
そう思って手洗い場をもう一度見渡す。
そのとき、あなたはあることに気が付いた。
“カミ”とは、髪の毛のことだけを指すのだろうか?
ここは手洗い場だ。確実にもう一つの”カミ”が存在するはず。
思い立ったあなたが便座の横についたトイレットペーパーを裏返すと、なんとそこにも指示が書かれていた。
正しい作法は、手を指定の形で合わすことのようだ。
あなたはビデオを持ち、書斎へ向かった。
こうして、あなたは正しい作法を導き、貞子の呪いから逃れることができたのだった。